裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

今月買った本(2010.10)

Category:雑記



今月買ったマンガ・本は45冊でした。
あたしンち16巻は明日ジャンプのついでに買う予定。
『ザ・ワールド・イズ・マイン』をうっかり単行本(絶版)で買い始めてしまい、にっちもさっちもいかなくなっております。


今月の完結。

シグルイ15巻。
いや?、ようやく完結しましたね! 相変わらずレジに出しにくい表紙&裏表紙でござる。
ネタバレ見たので知ってましたが、あんだけ長い回想シーン使っておいてまさか2週で決着つくとは。
シグルイは途中ちょっと冗長になってしまった感がありましたが、全15巻で終わりなら致命的なダレにはならなくてよかったと思います。新連載のエクゾスカル零も気になるところ。



完結マンガ2。ゴーストハント。
これも長かったな…! まだ「なかよし」で連載してた頃から読んでたマンガ。もう足かけ…12年くらい?
単行本描き下ろし形式になってから続き出るのが遅くてじれったかった?。
麻衣の恋の結末にはこんな顔→(゚д゚ ) になってしまいました。


今月の大人買い

アウターゾーン全10巻。
こういう「世にも奇妙な物語」的なストーリーは大好きなんですが、この手の不思議系マンガでは「善人が意味もなく不幸になる」という展開を期待してしまう自分に気がつきました。
しかしこれ表紙の情報だけじゃ絶対買わないな。



日出処の天子全11巻。
バザーで「全巻セットで買うなら400円にしますよ」と言われてうっかり購入。文庫版持ってるのに。
でも思いのほか表紙が美麗だし最終巻に「楽屋裏」が収録されてたからいいんだ…。
しかし11巻は薄いな。大島弓子の雑草物語並に薄いな。

レベルEアニメ化か…

Category:雑記

私の大好きなレベルEが今さらまさかのアニメ化ですって(世間より一週間くらい遅れた話題)。

地上波放映にしてくれるのかなー。OVAだったらやだなー。
あの内容じゃ放映時間は深夜かな? バカ王子の声は誰だろ。クラフトさんは誰だろ。

全話アニメ化するのかなー。とりあえずカラーレンジャー編はやるべきだよね!
食人星人編は放映できるのかなー。

レベルEといえば「大量の文字オンリー」のシーンがいくつかあるけど(王子の日記とか食人星人への質問とか)ああいうのはどう演出するんだろ。

ぶっちゃけアニメ化に向いてるとは思えない作品ですが、冨樫作品の中では一番好きなので楽しみ。
この話は冨樫がまたH×Hを再開してくれる前触れなのか、それともその逆かとか、嬉しい反面不安要素もそれなりに。

ていうかなんでこんな昔のマンガを今さらアニメ化するんだろう?
1巻の奥付見たら96年。14年も前じゃないですか。
最近アニメにする原作足りてないのかなぁ。スケットとべるぜバブもアニメ化しちゃうらしいし…(どっちも好きですがアニメ化すべき作品かと言われると…)。

オッドアイキャラ

Category:キャラ属性分類・見た目編

左右の瞳の色が違うキャラを集めてみました。
・他のキャラとはひと味違う、「特別な存在」っぽさを醸し出すステイタス要素。
・片方の目に特殊な能力を宿してることも多い。
・普段は眼帯や前髪で片目を隠してたり片目を閉じてる(能力を封印している)キャラもいます。
・「普通じゃない方の目」の色は赤とか金が人気?
・カカシ先生とルルーシュのはオッドアイのうちに入るのかね。
・新キャラ発見ししだい追加予定。






関連記事
【眼帯キャラ】
【目隠れキャラ】

フワ…

Category:雑記

暇だったので
単発趣味の消しゴム判子を作りました。



参考書籍:アカギ4巻


だからいつ使うんだよ。

ナルシスト男

Category:キャラ属性分類

自分が(この世で一番)美しいと思っているナルシストの男。特に敵役に多い。
実際美形だが、どちらかというと女っぽい美しさであることが多い(ロン毛率も高し)。
「不細工なのにナルシスト」というキャラもいますが、それはどちらかというと男キャラより女キャラに多い気がします(このへんに美醜の男女観が…)。
ナルシストキャラに男が多いのは、男のくせに自分の美しさにこだわるという面白さからかなーとか思ったり。


・美しい容姿に反して性格は悪い。
・なんか気取った態度。
・なんか高級志向。美しい美術品とかも好き。
・なんかロン毛。
・男なのに化粧してたりする。
・顔に傷をつけられるとキレる。
・悪役の場合、倒され方が不様。
・すぐ他人を「醜い」って言う。


・ユダ(北斗の拳)
・ミスティ(聖闘士星矢)
・アフロディーテ(聖闘士星矢)※ただしアニメ版のみ
・綾瀬川弓親(BLEACH)
・コブラージャ(ハートキャッチプリキュア!)
・跡部景吾(テニスの王子様)
・テラ(魔人探偵脳噛ネウロ)
・楊戩(封神演義)
・趙公明(封神演義)
・ダーク・シュナイダー(BASTARD!!)

幻想ネーミング辞典

Category:マンガ・創作関係



私がマンガや小説を書く時、今までは『最新ヒット商品をつくるネーミング辞典』という本を参考にキャラの名前やら用語やらを考えていたのですが、書店でこの本を見つけてからはこっちを使ってます。

言語は英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、ラテン語、ギリシャ語、アラビア語、中国語の10ヶ国語。
「本書について」では「日本語の単語に対応する10ヶ国語の単語を収録している」としか書かれてませんが、この本はかなりマンガを描く人向けに作ったのだと勝手に思ってます。

だって
覚醒、傷跡、禁忌、降臨、死神、召喚、閃光、復讐、不屈、冷酷、煉獄、堕天使、五芒星、錬金術、
隊長、騎士団、暗殺者、妖術師、略奪者、霊媒師、反逆者
…と
マンガ(もしくはラノベ)を描く上で使えそうな単語がズラリ勢揃いですよ。

「戦い」「神話・伝説」のカテゴリーがやたら充実してるのもナイスです。
カテゴリー「関係」での順序が、上から敵、味方、好敵手、師匠、弟子、友達、仲間、相棒、一行、隊なあたり、完璧に狙ってると思いました。
(その後にようやく恋人、家族、父、母などが出てきます)

便利なのは巻末の索引。
日本語からの索引はもちろん、各言語の音からもあいうえお順で引けるので、「なんかヴァ行で始まるかっこいい名前付けたいなー」なんて時に役に立ちます。

あとちょっと楽しいのが、マンガに出てくる単語を見つけるお遊び。
特にイタリア語の単語はジョジョとリボーンのおかげで知ってるものがけっこうありました。
アルコバレーノとかポルポとかネルフとかゼーレとかガルガンタとかレスレクシオンとか、すでに他のマンガで使われてるものには丸をつけてカブりに気をつけましょう。

見開きで10ヶ国語も載ってるので、ただ眺めてるだけでもけっこう楽しいです。
「拳」ってスペイン語では「プニョ」っていうんだーとか
「深紅」ってドイツ語では「プルプルン」っていうんだーとか
「瞳」ってロシア語では「ズラチョック」なんだーとか
パタリロのマリネラ王国の元ネタってもしかして「マリネロ(スペイン語:船乗り)」?とか
デネブのデネブっぷり半端じゃねえなとか。
「死神」のドイツ語「ゼンゼンマン」がなんか好きです。タイムボカンシリーズに出てきそうだ。

この本の残念なところはカタカナのルビが発音に忠実すぎること。
日本では一般的に「バーミリオン」と言われてる単語をネイティブっぽく「ヴェミーリエン」とか書かれると混乱します。辞書じゃないんだからこんな書き方しなくても…。

テーマカラーに対応したキャラクターの名前

Category:研究未分類

テーマカラー(パーソナルカラー)を持つキャラの、「色を使った名前・色を連想させる名前」にはどのようなものがあるかを調べてみました。主に色分け戦隊もの、美少女戦士ものからデータ収集。
予想してましたが、ピンク担当の「桃」の人気度は凄まじいです。
「変身後の名前」にしか色が入ってない場合は、変身後の名前のみ記述。


ピンク担当


園ラブ/キュアピーチ(フレッシュプリキュア!)
咲つぼみ/キュアブロッサム(ハートキャッチプリキュア!)
ももこ/ウェディングピーチ(愛天使伝説ウェディングピーチ)
宮いちご/ミュウイチゴ(東京ミュウミュウ)
・雛苺(Rozen Maiden)
井さつき(黒子のバスケ)
井あきら/デンジピンク(電子戦隊デンジマン)
園ミキ/ゴーグルピンク(大戦隊ゴーグルファイブ)
モモコ/ピンクマスク(光戦隊マスクマン)
・丸尾/オーピンク(超力戦隊オーレンジャー)
・胡堂小/デカピンク(特捜戦隊デカレンジャー)
・西堀さくら/ボウケンピンク(轟轟戦隊ボウケンジャー)

小さな女の子に大人気のピンク色。案の定「桃」の使用率がダントツで高いです(変身後のモチーフ自体が桃なキャラも2名)。
「桜」も女の子の名前としては人気のはずですが、幼女には「桃」のM音の方が好まれるのでしょう。
花咲ももこのテーマカラーは本当は赤らしいですが、ピンク髪だし名前もピンクっぽいので、ピンク担当に入れちゃいました。赤いの衣装だけじゃん…。
微妙なのはプリキュア5の夢原のぞみ/キュアドリーム。「ピンク色を連想させる名前」かというとそうでもないけど、「夢」がピンクっぽいイメージというのは何となくわかる。
しかし桃宮いちごといい雛苺といい、二次元世界的にはもう苺は赤じゃなくてピンク色という認識なのでしょうか。人気の色と人気のモチーフをうまく合致させるのは大変そうです。

赤担当


野レイ/セーラーマーズ(美少女戦士セーラームーン)
・キュアルージュ(Yes! プリキュア5)
・キュアパッション(フレッシュプリキュア!)※モチーフはパッションフルーツ
あかね/キュアサニー(スマイルプリキュア!)
石薫(絶対可憐チルドレン)
・真(Rozen Maiden)
太陽(レベルE)
神大我(黒子のバスケ)
司征十郎(黒子のバスケ)
城一平/デンジレッド(電子戦隊デンジマン)
間健一/ゴーグルレッド(大戦隊ゴーグルファイブ)
力/レッドターボ(高速戦隊ターボレンジャー)
座伴番/デカレッド(特捜戦隊デカレンジャー)
/ボウケンレッド(轟轟戦隊ボウケンジャー)

女児に人気の出ない赤色。魔法少女ものより戦隊ものの男の方が多くなりました。属性は大体「炎」。
「赤」はそのまま苗字に使えるのでそのままが多いですね。紅・緋・朱なんかもあるのに、何故かあまり使われてない…。
スマプリの日野あかね/キュアサニーは多分本当はオレンジだけどいいや。
黒バスは赤担当が二人いるということでいいのでしょうか?

青担当


無月かれん/キュアアクア(Yes! プリキュア5)
乃美希/キュアベリー(フレッシュプリキュア!)※モチーフはブルーベリー
木れいか/キュアビューティ(スマイルプリキュア!)
・菱川六花(ドキドキ! プリキュア)
・野上(絶対可憐チルドレン)
星石(Rozen Maiden)
清水良樹(レベルE)
峰大輝(黒子のバスケ)
梅大五郎/デンジブルー(電子戦隊デンジマン)
・バルシャーク(太陽戦隊サンバルカン)
山三郎/ゴーグルブルー/(大戦隊ゴーグルファイブ)
・ブルードルフィン(超獣戦隊ライブマン)
・巽流水/ゴーブルー(救急戦隊ゴーゴーファイブ)
鮫津海/ガオブルー(百獣戦隊ガオレンジャー)
・野乃七/ハリケンブルー(忍風戦隊ハリケンジャー)
・最上太/ボウケンブルー(轟轟戦隊ボウケンジャー)
池波流ノ介/シンケンブルー(侍戦隊シンケンジャー)

知性派戦士の色、青。「青」をそのまま使うこともできるし、水関係の字を使った名前も多いです。
さんずいの漢字はたくさんあるから、命名は比較的簡単にできそう。レベルEの「清水(シ)」はちょっと凝ってます。
野上葵は字より「あおい」の響き優先ですね。戦隊ものでは変身後のモチーフが水洋生物。
六花は氷雪が青いイメージなのも何となくわかるので入れておく。白雪ひめは白って言っちゃってるから保留にしとこう…。

水色担当


野亜美/セーラーマーキュリー(美少女戦士セーラームーン)
・来えりか/キュアマリン(ハートキャッチプリキュア!)
(魔法騎士レイアース)
・藍沢みんと/ミュウミント(東京ミュウミュウ)

上の「青」を女児向けに柔らかくしただけのカラーなので、命名傾向は「青」とあんまり変わりません。
ミュウミントは植物のミントよりチョコミント的な、緑がかった水色のイメージなんでしょうね。
龍咲海の「龍」は元々は水神だから水色イメージでOK。

黄色担当


・キュアレモネード(Yes! プリキュア5)
山吹祈里/キュアパイン(フレッシュプリキュア!)
瀬やよい/キュアピース(スマイルプリキュア!)
歩鈴/ミュウプリン(東京ミュウミュウ)
田国(レベルE)
瀬涼太(黒子のバスケ)
山純/デンジイエロー(電子戦隊デンジマン)
・バルパンサー(太陽戦隊サンバルカン)
島太/ゴーグルイエロー(大戦隊ゴーグルファイブ)
・イエローライオン(超獣戦隊ライブマン)
キリンレンジャー(五星戦隊ダイレンジャー)
・礼紋茉莉花/デカイエロー(特捜戦隊デカレンジャー)
・間宮月/ボウケンイエロー(轟轟戦隊ボウケンジャー)

意外と連想させる字が少なくて厄介な黄色。「黄」をそのまま使ったものが自然と多くなります。レベルEの「横田」は「木」で。
東京ミュウミュウのキャラは、下の名前は「食用になる植物」で統一してるのですが、黄色担当だけやや例外です。プリンて。
連想させる属性もあんまりないのが黄色の困ったところ。せいぜい「光」、女児向けだとレモンやパインなどの果物系、男児向けだとパンサーやライオンなどの動物系が多いか。
デカレンジャーの「礼紋茉莉花」は苗字がレモンっぽい!と思って入れましたが、Wikipediaで調べてみたところ、アメリカの作家「レイモンド・チャンドラー」から取ったらしいので、偶然かも知れません。
ボウケンジャーの「菜月」は菜っ葉の菜ではなく(それじゃ緑だ)、菜の花の菜のイメージ。

緑担当


野まこと/セーラージュピター(美少女戦士セーラームーン)
・キュアミント(Yes! プリキュア5)
川なお/キュアマーチ(スマイルプリキュア!)
・四ありす(ドキドキ! プリキュア)
れたす/ミュウレタス(東京ミュウミュウ)
星石(Rozen Maiden)
間真太郎(黒子のバスケ)
川達也/デンジグリーン(電子戦隊デンジマン)

緑・碧・翠・木・草・葉・芝…など、緑色を連想させる字は多いのに、子供たちに好かれにくい色であるため、緑担当が登場しない作品がけっこうあります。
緑・碧をそのまま使ったものでは「みどりかわ」率が高いですね。
ありすは一応若草色もテーマカラーみたいなので入れておく。
それにしてもれたすって…。

紫担当


ざくろ/ミュウザクロ(東京ミュウミュウ)
・三宮穂(絶対可憐チルドレン)
原敦(黒子のバスケ)

少なっ。紫を連想させる字は…「紫」と「藤」くらいでしょうか?
近年不人気の「緑」に代わって登場することの多い紫担当ですが、命名はけっこう難しいかも知れません。
いっそのこと音優先で「村崎」でどうだ。
紫原はないわーと思ったら、一応実在する苗字なんですね。なんか紫のバラの人みたいな響き。

黒担当


・美なぎさ/キュアブラック(ふたりはプリキュア)
村良守(結界師)
・火(結界師)
(レベルE)
子テツヤ(黒子のバスケ)
田官平/ゴーグルブラック(大戦隊ゴーグルファイブ)
・ブラックコンドル(鳥人戦隊ジェットマン)
・伊能真/ボウケンブラック(轟轟戦隊ボウケンジャー)

「黒」はそのまま苗字に使えるので、「黒崎」とかが多いかなーと思ったら、意外にも「墨」が活躍してますね。
あとは「夜」も使えるかな。「闇」は名前には合わないし(中二くさくなるし)。
個人的には「玄」とか「玖」も使えばいいのにと思うのですが…もしかして色名としてはマイナー?

白担当


城ほのか/キュアホワイト(ふたりはプリキュア)
・キュアイーグレット(ふたりはプリキュア Splash Star)
白雪ベリー/ミュウベリー(東京ミュウミュウ)
村時音(結界師)
(結界師)
・ホワイトスワン(鳥人戦隊ジェットマン)
姫/ニンジャホワイト(忍者戦隊カクレンジャー)

1.「白」をそのまま使う。2.「雪」を使う。
…この2種類くらいしかなさそうです。あとは戦隊もので白鳥とか鶴とか。白いものってそんなに少ないっけ?
「氷」とかどうだろう。氷室とか氷河で。あとは…とか?
あ、雪城ほのかは「城」も「白」にかけてるかも。

金色担当


・日向咲/キュアブルーム(ふたりはプリキュア Splash Star)
・明堂院いつき/キュアサンシャイン(ハートキャッチプリキュア!)
糸雀(Rozen Maiden)

上の二人は名前に直接「金」という字が入ってはいないですが、「日向」や「明」が輝く金色のイメージなのかなーと思います。いまいち確信持てないけど。
「金」という字が可愛くないのがいけない。セーラーヴィーナスだって一人だけ法則に逆らって「愛野」だったし(「愛のびーなす」のシャレもあったけど)。その点「金糸雀」は上手いネーミングだと思います。

銀色担当


野うさぎ/セーラームーン(美少女戦士セーラームーン)
影ゆり/キュアムーンライト(ハートキャッチプリキュア!)
・大神麿/ガオシルバー(百獣戦隊ガオレンジャー)
・高丘映士/ボウケンシルバー(轟轟戦隊ボウケンジャー)

「月」は銀色のイメージなので、一応色に対応した名前といえましょう。月影ゆりは正しくは「藤色・銀色」担当ですが。
高丘映士の「映士」は銀の元素記号「Ag」から取ったものらしいです。



備考

おジャ魔女のメンバーの名前は、テーマカラーが「オレンジ」なのに「原はづき」だったり、「黄色」なのに「ももこ」だったりと、こだわっていないようです。
全員の頭文字を合わせると「MAHO堂」になるというネタがあるので、そっちの方を優先した模様(これは戦隊ものでもけっこう多いです)。



関連記事
【キャラクターの名前の類型】

多分…マンガは終わって完成する……!

Category:雑記

今月発売された『カイジ和也編4』はスルーすることにしました。

最近のカイジ・アカギのグダグダっぷりはどうしたもんかと思いつつ
自室の本棚の福本コーナーをじっと眺めていてふと気がついたのですが。

カイジ:gdgd連載中
アカギ:gdgd連載中
黒沢 :主人公死亡?(←ネタバレ)
天  :準主人公死亡
涯  :打ち切り
銀と金:未完

主人公クラスのキャラが死にでもしない限り、サッパリ終わった作品がなかった(初期作品は知りません)。
あとは未完、打ち切り…。
実は福本先生、作品完結させるの苦手だったりするのかなーと思った。

『銀と金』の終わり方は未完ながらかっこいいから許す。でも森田は戻って来い。

コードネームはセーラーV

Category:少女マンガ


美少女戦士セーラームーン』の母体となった作品です。
主人公は『セーラームーン』でセーラーヴィーナスを勤める愛野美奈子ちゃん。
わりとシリアスでファンタジックな要素が多かったセーラームーンとは違ってコメディ色の強い、「美少女仮面ポワトリン」的な雰囲気がだいぶ濃い単独バトルヒロインものです。

このキッチュなかんじがツボです。赤ゴーグルが怪しい…w


──ああ…っっなに!? これは……!!
──解放されるわ! 力が みなぎる!!
ムラムラしてくるわ!

(美奈子・初変身の感想)

しゃべる白猫・アルテミスと出会い、不思議なコンパクトを授かって、正義の戦士・「セーラーヴィーナス(コードネームセーラーV)」として悪と戦うことになった愛野美奈子(こっちではまだ中1)。
性格は月野うさぎとほぼ同じですが、うさぎより活動的&えらく身軽だったりアイドルマニアだったりと、うさぎより少々ぶっ飛んだキャラクターです。あ、あとうさぎほど泣き虫ではない。

『セラムン』ではちょこっとしか活躍しなかった三日月型コンパクトの全貌が明らかに。
なんで金星なのに「三日月」かというと、金星は月と同じように満ち欠けする星だからだそうですよ(『セラムン』でヴィーナスがセーラームーンの影武者設定だったのもここから来てるらしい)。
設定では「誰よりも強くキレイな女の中の女」なのに、決して美奈子が「美少女」という設定ではないのが前から不思議で。でも少女マンガの主人公たるもの読者の自己投影を考えると美少女というわけにはいかないんだろうなー。


ある日、謎の美少女アイドル「パンドラ」がテレビ越しに町中の住人を洗脳します。
学校のみんなの様子がおかしいことに気づいた美奈子。先生すらも青い顔でブツブツ言ってます。怖いです。
「授業なんて……こんなコトしてる間にテレビ見なきゃ……」
テレビ!? 先生のよーすもヘンよ

先生…アイドル番組見てたんだ…。

「美奈! ボスから緊急指令だ!」
『セラムン』と『セーラーV』の最大の違いは、セーラーVに指令を下すボスという上司の存在です。結局最後まで正体が明らかになりませんでしたが、いい年したオッサンだといいなあ…。敢えてタキシード仮面みたいな若くてカッコイイ男性じゃなく!
「アイドル・パンドラとは仮の姿。あれは世界征服をたくらむ悪の権化だ!」
『セーラーV』世界の敵はなんだかみんなアイドルという妙な設定。

セラムンと同じく「ペン」が便利アイテムです。携帯電話のなかった時代の発想って面白い。

「三日月パワー トランスフォーム!
──婦人ケーカンにチェンジ!!」

美奈子は警官に変身してアイドルチャンネルに乗り込みます。ちゃんとアッコちゃん的(もしくはキューティーハニー的)変身カタルシスを踏襲してますね。

「ムーンパワー トランスフォーム!」
Vちゃんの変身呪文は「トランスフォーム」なんですねー。メイクアップより男らしい。
(何となく「メタモルフォーゼ」は女児向け、「トランスフォーム」は男児向けというイメージが。トランスフォーマーの印象かな)





 「正義の戦士 セーラー服美人戦士
 セーラー・ヴィーナス!!
 ただいま参上!」






セーラーV、初名乗り。うーん、「戦士」がかぶってるあたり、まだ決め台詞がこなれてないかんじが…。
この時はまだ「セーラー服美人戦士」なんですね。美少女じゃないんだ。
このソフィストケイトされてないコスチュームがまた怪しくていいんだ…(セラムンも発案段階ではけっこうひどかったですがw)。このベタさが少女マンガというより東映魔法少女コメディに近くて好き。

「わがどれいたちよ! やっておしまい!!」
セーラーVのいいところはちゃんと肉弾戦があるところ! やっぱりアクションシーンがあると見ててスカッとするなあ(『セラムン』でのヴィーナスは能力が半端で可哀想だったのもあって余計に…)。
Vちゃんは蹴りビームも出しちゃいます。





 「クレッセント・ビーム!!」
 か、仮面ライダー1号!?






コンパクトからビームを放つVちゃん。
この三日月コンパクトは変身以外にもビーム出したりブーメランにされたりシャワー降らせたりと、かなり酷使されてます。なんでロッド系の武器を出さないんだろう。


「くっ くそー またセーラーVに先をこされたかっ」
「ああっ あたしのVちゃん
やっぱりやっぱりだれも正義の戦士のあなたにはかなわないのよっ


『セーラーV』には悪人の逮捕をセーラーVに横取りされて悔しがるエリート警察官・若木トシオ
そしてセーラーVの隠れファンである警視総監・桜田夏菜が登場します。

セラムンと似てるようで違う、このへんの設定がけっこう好きなんだよなあ…。若木警官はキャッツアイの内海俊夫とかセイントテールのアスカJr.系のキャラですね。
ちなみにこの長官はセラムンに出てくる桜田春菜センセの妹です。


『セーラーV』の中で、私のお気に入りは第5話「ダーク・エージェンシーの陰謀編」
全編通して「アイドル」が重要キーワードのこのマンガ(美奈子の将来の夢もアイドルです)、悪の組織「ダーク・キングダム」は「ダーク・エージェンシー」という直属の芸能会社まで持っています。
その会社からあらゆる年齢層向けの(悪の)アイドルを次々と送り出し、全世界を洗脳して世界を征服するという恐ろしい計画なのです(……)。

最近の美奈子のお気に入り美形男性アイドルトリオ「ダーク・ガイズ」も当然敵組織のアイドルでした。名前に「ダーク」がついてる時点で気づけよ…。
町中の人々がダーク・エージェンシーのアイドルの歌声に洗脳されていきます。お約束通り、生気のない顔でブツブツ言う洗脳された人たち。
「このパターンは…!!」
パターンて言っちゃったよアルテミス。

洗脳された親友のひかるちゃんが落としていったCDを拾った美奈子。
こっこれはっ…! おこづかいがなくてかえなかった
ダーク・ガイズのあたらしいCD……!! きっ ききたいっ!!

美奈子はオタク少年天野のCDプレイヤーを奪い、いそいそとCDを再生し始めます。すると……


 ♪ダークゥ ダークゥ
 ダークエージェンシー♪



まぬけな歌と共に謎の超音波が!





 「んん……ん
 ダーク・エージェンシー ばんざあぁーい






洗脳されかかる美奈子! 危うしセーラーV!
この後アルテミスがプレーヤーを止め、「敵の思うツボにはまってどーする」と叱りますが、美奈子は「あたしは自分から立候補して正義の戦士になったわけじゃない」と逆ギレ。そんなにCD聴きたかったのか。
「それにあたしは敵のことについても! 自分のやとい主についても!! なあーんにも知らない!
アルテミスはぜんっぜんおしえててくんないじゃないっ!」

正義の戦士セーラーVって雇われだったの!?

そこでアルテミスに連れて行かれるゲーセンの地下の司令室は『セラムン』と同じ司令室です。
『セラムン』のあの司令室のどっかでボスがセーラー戦士たちの話を盗み聞きしてたりしたら面白いなー。

この回で初めて美奈子は『セラムン』の主人公・月野うさぎとゲーセンですれ違います。
この後『セーラーV』は徐々に『セーラームーン』と合流していきますが、個人的にはやっぱり初期のベタな正義のヒロインなノリが好きでした。

ちなみにこの回の口上、
あるときは女陸軍兵 またあるときは新人美人アイドル
その実体は……

コードネームセーラーV! 正義の戦士 セーラー服美人戦士
セーラー・ヴィーナス参上よっ!」

完全にキューティーハニー!
どうせなら「正義の戦士、セーラーV」(←この「さ」が重要)って言って欲しい。



マンガの読み方

Category:マンガ・創作関係





マンガは「記号」の集大成だ!
マンガには、「ご都合主義」にのっとった「読み方の暗黙のルール」が無数にある



線、記号、吹き出し、コマ割り、形喩、音喩、文法……
普段何気なく読んでいる「マンガ」というものの要素ひとつひとつを徹底的に解剖した本です。
有名作品を例に挙げ、とにかく分析・解説した200数ページはまさにマンガ表現事典。
この本はマンガ研究者ならとりあえず最初に読んでおくべき本だと思います。
ひとつひとつの項が短いので読みやすいです。絶版なのが惜しい。


第1章 マンガとは「線」である


【はじめに「線」ありき】マンガの世界観を決定する「線」の縦横無尽(斎藤宣彦)

いろんなマンガ家の「線」を見ながら、マンガ家たちが生み出してきた光と闇の表現を探ります。「線」と言いながら一部ベタの話もしてますが。
『デビルマン』の不動明の髪が画面を覆い尽くして真っ暗闇になるシーンは上手いなー。
驚いたのは冨樫が「速度をもった細く流れるような線で世界を活写」とか言われてたこと。そんな時代もあったっけ…(遠い目)。

【道具とタッチの表現変遷史】個性的な「線」を生み出すのは、時代か、道具か?(竹熊健太郎)

いろんなペンで描かれた作品の絵を元に、様々な描き道具を解説。
永井豪とか鳥山明とか、やっぱりGペン派は多いですね。
「全て鉛筆描きのマンガ」というものがあったことにビックリ。こすれたりしないのかな。
製図ペンで描く人がひさうちみちお以外にもっといてもいいと思う。

【マンガ描線原論】一本の線からマンガの「原理」を読み解く(夏目房之介)

ただの「線」にも意味がある。『楽しい線』や『悲しい線』もある…という話が面白い!
感覚の結びつきの話は大好きです。「モダール間現象」だっけ? 線も奥が深いなー。


【少女マンガ】理想の線を求めて(杉本綾子)

少年マンガとは違う「華やかさ」と「繊細さ」を出そうと、みんな試行錯誤していた少女マンガの「線」の変遷。その発生、発達、定着、多様化…そして少年マンガへの影響など。
繊細な心理描写が主なせいか、どんどん線が細くなっていく少女マンガ。その中で高河ゆんの線は個性的な感じがします。
しかし昔の少女マンガの巻き毛率の高さってすごいな。

【マンガに「デッサン」は必要か?】(竹熊健太郎)

マンガ家は何かにつけて「デッサン力」って言うけど、そんなにデッサンは大事か? マンガにおけるデッサンって何?という話。
『サルまん』に出てきた「マンガのキャラクターを無理矢理デッサンしてみた」が好きw
「絵画的なデッサンをマンガで発揮しても気持ち悪いだけです」
やっぱり手塚治虫の「マンガの絵は一種の文字」が正解だと思う。
「『マンガの絵』はあくまでも絵のように見えるだけで、本質は絵画と文字・記号の中間領域の表現だということに注意していただきたい」

【スクリーントーンがマンガにもたらした「革命」】(夏目房之介)

「線」と「ベタ」しかなかったマンガに「スクリーントーン」というものが登場した「面の表現」革命の話。
いろんなマンガ家の描いた「海」の絵が出てきて面白い。高野文子のが好きです。トーン登場前の手塚治虫のベタを流したような海もこれはこれでいいじゃん。



第2章 マンガという「記号」


【コマにおける「主体」と「客体」】マンガのコマは何からできているか?(竹熊健太郎)

『巨人の星』の1コマの中に詰まっているものを分解して解説。
吹きだし・台詞・人物・音喩・形喩(形容)・形喩(動き)…。こんなにもたくさんの情報が詰まっているものを普段スラスラ読んでいるのですね、私たちは。
こうやって見るとやっぱりマンガって一種の言語ですね。そういえばマンガというものを読んだことのない私の婆ちゃんはマンガの読み方がさっぱりわからないって言ってた。

【ひと目でわかる「形喩」図鑑!】漫符と効果の具体的な使用例検証120(竹熊健太郎)

万札の諭吉さんの額に「血管マーク」を描き足しただけでなぜ怒ってるように見えるのだろう?
この26ページに渡る「形喩・漫符図鑑」が面白い! ちゃんと「水滴(水・汗・涙・唾液・鼻水)」のようにジャンル別になってて便利です。
『動物のお医者さん』の「車に血管(怒り)マーク」がついてるのが好きだったな。
しかし今時歩くキャラの足下に「蹴りだし漫符」を描く人はいないと思うぞ…。


【「汗」の表現に見る「形喩」の進化論】マンガの「お約束」は時代とともにこう変わった(夏目房之介)

電球に「汗マーク」を描き足しただけでなぜ焦ってるように見えるのだろう?
上の「形喩図鑑」よりもう一歩踏み込んで「汗」という形喩だけを取り上げてます。頭の周りに飛ぶ汗。髪の毛にかくありえない汗。吹きだしから出る汗。
「元来、汗は運動時に流れる物理的な分泌液でしかない。(中略)形喩の意味も使われ方も刻々と変わっているのだ」そういえば不思議ですね。
なんかもう漫符・形喩をひとつひとつ時系列で収集したくなってきた。

【マンガの真骨頂「形喩」とは何か?】マンガ的記号の分類の試み(夏目房之介)

そもそもマンガとは、すべてが記号である。にもかかわらず形喩は、より強い記号性をもっている。分類を試みれば、形喩はいったいどこに位置し、どんな役割を負っているのだろう?
大正とか昭和初期あたりの古いマンガの記号例が載っていて面白いです。「頭から湯気」は今では使わんなー。
しかし何かにぶつかった時なんかに出る「星」の形喩は「頭への衝撃を脳が光情報と誤認して錯覚する星」という説もあるから、果たして「実際は目に見えない形喩」のうちに入るのかどうか。

【吾妻ひでおの壊れた世界】(夏目房之介)


吾妻ひでおの掴みどころのないキャラ、白目のキャラ、無表情な哲学的先輩……これは、マンガに定着した形喩の意味を否定することに立脚した壮大な試みでもあった。
せっかく記号やら形喩が発達して戦前マンガとは比べものにならない「表情豊かなマンガ」が描けるようになってきたところであえて「空虚」を描こうとした吾妻ひでおのキャラ作りは興味深いですね。
無口・無感情・無表情な「綾波系」がどの作品にも一定数いるのもこのへんが何か関係ある気がするんです。何だろう、乏しい表情に飢えているとか? わからん。

【マンガは「性器」をどう表現してきたか?】(竹熊健太郎)

「性器の直接描写」が法律で禁じられているために様々な工夫をするマンガ家たちの話。
シルエットで描いてみる、わざわざモザイクをかけてみる、ピストルにしてみる、記号で描いてみる、いっそノッペラボーにしてみる…など、マンガ家さんたちの苦労がしのばれて面白い。ぺぽかぼちゃ!



第3章 「言葉」がマンガを規定する


【擬音から「音喩」へ】日本文化に立脚した「音喩」の豊穣な世界(夏目房之介)

オノマトペを研究してる私としては非常に興味深い話です。
日本のオノマトペって世界に誇れる豊かさなのに研究してる人が少ないのが残念。特にマンガのオノマトペは口語や小説なんかより自由度が高くて種類が豊富で面白いんです!(力説)
銃声を最初に「バキューン(キューンは残響)」で表した人と、無音状態に「シーン」と音を入れた人と、ショック音を「ガーン」で表現した『巨人の星』の作者は褒めてあげたい。
 
「びくともしない」を略して「びくとも」という擬態語のようなものを作り出す…という手法はこの先増えると思います。元々日本語のオノマトペって一般語彙との関連がかなり強いし。
マンガ家さんには「何でもオノマトペになる!」っていう気持ちでいろいろなオノマトペを開発して欲しいなー。

【吹きだしは何を伝えているか?】形を変える意味まで変わる謎の情報風船(竹熊健太郎)

マンガの台詞に欠かせない「吹きだし」の話。大きく「肉声型」「非肉声型」のふたつに分類されます。
吹きだしの形もけっこう種類あるんだなー。「電話越しの声」の吹き出しを最初に考えた人は褒めてあげたい。
山岸凉子の「角丸長方形吹きだし」は載ってなかった。

【原作はいかにマンガに変換されるか?】マンガの背景に存在する「目に見えない言葉」(近藤隆史)

小説版『巨人の星』と原作マンガ『巨人の星』を例に、言葉と絵の関係を探ります。
編集者である近藤隆史の「ストーリー作りは下手だけど絵は上手い新人に、ちゃんとしたストーリー(原作)を与えたのに、マンガにした途端何故かつまらなくなった」という経験談が面白かったです。私も最近「原作つきマンガ」というものの作り方が気になってたんですが、やっぱり「文字だけで書いてあったもの」を「マンガ」という形にするまではすごい大変なんでしょうね。だって文法が違うもの。多分スワヒリ語を日本語に翻訳するくらい大変ですよ。

【言葉と絵の迷宮】マンガにおける言葉と絵の奇妙な関係(夏目房之介)

「絵」と「言葉」がひとつのコマに混在している「マンガ」というものの複雑さ。どれを絵で、どれを言葉で伝えるべきか?
台詞、モノローグ、ナレーション……意外と作家の個性が出るもんですね。『ちびまる子ちゃん』のナレーションツッコミは画期的だったよなー。
作者の手書き文字がゴチャゴチャ書いてあるのは好き。


【マンガ表現から見た編集者の役割】(小形克宏)

編集者の語る編集者のお仕事。写植の話が多めです。
単行本も出版社によって写植やアミが変わってたりするんですね。古い手塚作品などの版元別比較が見られます。
場面の至る所に「!?」が出るのは『特攻の拓』限定じゃなくて、マガジン作品全般で頻発される演出だった気がしますが。

【少女マンガと「少女小説」の表現】(杉本綾子)

ひとつのストーリーのマンガ版と小説版の比較が面白いです。
タイトルは「少女小説」となってますが、最近流行りの「ケータイ小説」の構造にも通じるものが。
あれも小説というよりは「マンガのリズム」で書かれた、読者の頭の中で物語を構築してもらうための、「お話の素(プロット)」に過ぎないんじゃないのかなあ。だから対象年齢外の人の言う「文が下手くそだ」というツッコミは的はずれだと思う。



第4章 マンガをマンガにしているのは「コマ」である


【コマの基本原理を読み解く】読者の心理を誘導するコマ割りというマジック!(夏目房之介)

物語マンガはコマ割りされて初めてマンガとなる。
落差による圧縮と解放の原理、時間経過という機能、読者の目線を誘導する……コマ割りの役目っていろいろあるから、研究しだすときりがないですね! マンガ史上最大の発明ですよマジで。
例として出てくるマンガのコマ割りがどれも素晴らしくて勉強になります。石ノ森章太郎コマ割りうめー。日常的コマ割りなら高橋留美子。コマ割りの上手いマンガ家さんは本当尊敬します。
しかし少女マンガのコマ割りが少年マンガより複雑なのはアクションより心理描写が多いからなのか? 少年マンガに比べてレイヤーの重なり方半端ない。


【「間白」という主張する無】コマの隙間には「時間」が詰まっている!(夏目房之介)

マンガの「コマとコマの隙間」についてのお話。上の項と同じテーマのようで微妙に違います。
この項も例作品のコマ割りが素晴らしいです。特に『めぞん一刻』の対面シーンは、最初見た時目からウロコが落ちたっけ。あと『陽だまり』の「コマの瞬間圧縮」の手法もすごい。「間白」を使いこなせてこそマンガ家ですね。


【マンガ文法におけるコマの法則】コマとコマ、コマとページの関係と分類(夏目房之介)

コマには文法ともいうべき法則性があるはずだ。読者の心理にのっとったコマの文法を読み解いてみる。
コマの圧縮・解放、枠ありのコマと枠なしのコマはどう違うのか、コマで表す時間と空間…。
ここまで来るともう「コマ」もひとつの学問ですね。図版がすごいことになってますw


【仮説・コマの発達史】マンガはいつからマンガになったのか?(夏目房之介)

「コマ」というものはいつどのように誕生したのか。
昔の絵巻・見聞誌・絵物語を挙げてマンガという表現の発達を探ります。明治頃の絵物語の「絵を枠で囲って、隣ページに文で説明」というスタイルは、もうあと一歩でマンガですね。
しかしたった数十年でここまで発達したマンガってすげーなあ。

【風景とドラマの対位法】つげ義春『海辺の叙景』の異様な視覚効果(竹熊健太郎)

つげ義春の短編『海辺の叙景』の「異様さ」を検証しつつ、マンガの特質の効果的な使い方を読み取る。
この作品ほどキャラの台詞と視覚イメージが反対なマンガも珍しいですねー。話は普通なのに印象が暗い暗い。
「マンガを形成するあらゆる要素が互いに裏切り合う『対位法』によって構成された作品である」
単に暗い雰囲気しか描けないだけだったりして。だってつげ義春だし(偏見)。

Old▼

HOME

柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.