裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

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今月買った本(2011.11月)

Category:雑記

本201111月


今月は26冊でした。アオイホノオ面白いよー。

そういえば、福本作品って涯だけ判型違いでモヤモヤしてたので、B6の新装版がけっこう欲しくなってます。あの装丁わりとかっこいい。

あとマスターキートンも最近ようやく完全版が出始めましたね。これでいつでも単行本を断捨離できる…!
(今まで絶版希少本だったから処分しにくかった…)
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少女椿

Category:丸尾末広

photo
改訂版 少女椿
丸尾末広
青林工芸舎
全1巻


それまで短編ばかり描いてた丸尾末広の初の長編で、代表作。
最初はエログロが受け付けませんでしたが、何度か読むうちにお気に入り作品になりました。
だいぶネタバレ感想です。もっとグロいらしい改訂前も読みたいなー。

雰囲気としては、昭和20~30年代の少女雑誌によくあった「親と生き別れた貧しい女の子が悪い大人に騙されて売られるけど健気に耐えて、最後には幸せをつかむ…」的なアレ。レトロものが好きな人は知ってると思いますが、当時はそういった涙を誘うメロドラマが大人気でした。
この『少女椿』も、その手お涙頂戴的街頭紙芝居を元にしたストーリーに丸尾末広独特の脚色・演出をつけた作品らしいです。昭和の雰囲気の物語に丸尾末広のエログロい演出がマッチしすぎ。


人気投票で主人公を抜いて1位になったキャラ

Category:研究未分類

主人公といえば当然キャラクター人気投票で一番…と思いきや、実際はそうでもない。
特に少年マンガの主人公はクールなライバルキャラに負けることが多く、作品によっては主人公が一度も1位を取れないまま終わるということも珍しくありません。
そんな、「主人公を抑えて1位を獲得したキャラ」をいろいろなマンガからを集めてみました。そのキャラが1位だった時の主人公の順位も。めんどくさいので組織票の話題は無し。


キン肉マン人気投票
ロビンマスク(キン肉マン)
仮面の貴公子ロビンマスクが主人公・キン肉マンを抑えて1位を獲得。
時に暴走する高すぎるプライドが人気の秘密か。
ちなみにキン肉マンはラーメンマンにも負けて3位でした。主人公というキャラは何だかんだで「無難」になることが多いので、個性とインパクトで勝負するような超人キャラの中では苦戦しそうですね。
主人公(キン肉スグル):3位


冨樫休まない!

Category:雑記

すごい、H×H面白いよ!

冨樫、地震後に「自分にできることを精一杯やります」的なこと言ってたけど、
まさか本当にこんな長い間休まずマンガ描き続けてくれるとは! しかも絵が荒れてない!

蟻編を感動のうちに終わらせて即座に新章スタートさせて
そんでその新章が普通に面白いとは!
やっぱりH×Hが載ってるジャンプはワクワク感がちがう。

私信者ですけど冨樫が何描いても面白いとは言いません。
ストーリーがアレな時もあるし設定が矛盾してることもあるし展開が遅かったり絵が荒れてることもあります。
でも、「マンガはひとつの言語である」という観点から見ると冨樫の才能はすごい。

マンガにとって一番大事なのって、絵の上手さでもなくストーリーの面白さでもキャラ立ちでもなく(これらももちろんとっても重要ですが)
「マンガ」の上手さだと思うんです。
意識してる人少ないみたいけど、そこが一番大事だと思うんです。
どんなに絵が綺麗でも話が面白くても、「マンガ」の描き方が下手だと
「面白い出来事を話してるのにしゃべりが下手な奴」みたいになって、読者に良さが伝わってこない。
「こないだマジおもしれーことあってさー。マジ超やばかったしマジで」とか言ってるだけの奴になっちゃう。

そこのところが冨樫はめっちゃ上手い。
コマ割り、流れ、構図…それら全体をひっくるめた「マンガ」というものを構成するのがめっちゃ上手い。
すごく話し方が上手い人の話を聞いてるみたい。
だからストーリーとか絵とか二の次で、画面を見てるだけで妙にワクワクする。(このワクワク感が大事!)

鳥山明(マンガ上手い人はあまり描かなくなるジンクス…)のマンガもそういうところで評価が高いんだと思う。
ドラゴンボールなんか今読むと話はフツーだけど、それでもたまに読み返したくなるのは「マンガ」自体の上手さの魅力なんじゃないかな。

とにかく、そういう「マンガ」が上手いマンガ家があんまりいない今、
マンガの上手さだけでワクワクできる冨樫は貴重なのです。
これからも冨樫が描き続けてくれますように!
1ヵ月くらいなら休載も我慢しますから!

エロマンガ・スタディーズ

Category:マンガ・創作関係



マンガ研究本の中でも珍しい「エロマンガ」の研究本。
第一部はエロマンガの歴史、第二部はエロマンガのジャンルについて書かれています。
エロマンガの研究本なんて滅多にないし、私にとって大いに興味のあるジャンルなので、これは読んでおかねばならんだろうと思って買ったんですが…何ていうか、一言で言うと、文章が小難しい!

>エロ漫画の歴史は決してリニアではない。

>エロ漫画に関わるミームはアルタミラに始まり、3万年にわたって文化の遺伝子プールに蓄積されたということになる。

>ジャンル的なクラスター

>多形的なエロスのミームが手塚漫画ですでに用意されていた

>当時のファンダムがペドファイルの巣窟だったわけではない。

>イデアはイコンを読み解くことによって、あるいは読者が脳内補完することによって、さらに漫画作品内におけるイコンの役割を解読することによっておのずから明らかになっていく。

>ペドフィリアックな欲望は、他の欲望同様にあらゆる読者のチップセットの中に含まれている。

>美少女とロリコンにかかわるイデアとペダントリーのミームが消えたわけではない。

>巨乳はエロ漫画のデファクト・スタンダードである。

>トランスセクシュアルやトランスヴェスティズムを奥深いところで内包している

>異性に対するアンビバレントな感情や、マチズモもあるだろう。

享楽と乱淫を描きつつ、バタイユ的なタナトスの領域まで接近する。


この無駄に回りくどい言い回しとカタカナ用語の多さ! 私がバカだからなのかも知れませんが、読み進むのにすごく時間がかかるぞ!
もう少し簡単な言葉で書くことはできなかったのか?と思います。元々エロを哲学として考えてる研究者ならいざ知らず、私のような、エロマンガに興味あるからちょっと読んでみっかみたいな人には非常に取っつきにくい文章です。テーマがテーマだし、もっと軽い気持ちで読みたいよ…。
(逆に言えば、「エロマンガ」という一般的に俗で下劣で安っぽいものと思われているものを小難しく語る…というギャップの面白さはありますが)

そんなわけで著者の文体が肌に合わず、ちゃんと全部読んだものの、内容を理解できたかどうかは微妙です。
なので細かい感想も書けないんですけども、この手の文章がすんなり読める人には面白い本だと思います。図版も多いし。
特にジャンル「巨乳」の章は突き抜けててアホみたいで素敵です。

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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.

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