裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

今月買った本(2011.12月)

Category:雑記



今月は23冊。
12月は「自分へのクリスマスプレゼント」という無茶苦茶な名目でつい買ってしまいます。
ジョジョリオンの主人公の能力、私の描いてるマンガの主人公の能力とモロかぶった…。



先月から引き続き丸尾末広フェアー。気に入った作者の本を買い漁る癖を何とかしたい。
笑う吸血鬼だけ変にサイズでかくて…ナウシカの隣に置くしかないなコレ。
短編集は感想書きやすいので来年から書いていきたいです。
あ、あと花輪和一の初期短編集もついでに買いましたよ。なんかamazonさんがしつこく勧めてくるから。



トラウママンガとして有名なチキタGUGUを1巻だけ買ってみました。
面白いじゃないですか! 続き買おう。百鬼夜行抄+うしとらってかんじ?
この絵の簡略さは見習いたいものがある。ニッケルがこの後あんなことになるのが楽しみ怖い。



チキタGUGUの流れで…。最近「人間が食われる」系の作品に興味があるので(前からあったけど)、『ミノタウロスの皿』も買いました。
人間は動物を当たり前のように食べることに対して、心の奥底では常に疑問や罪悪感や内罰的心理やいろんな考えが渦巻いていて、それがこういうタイプの作品を生み出しているんだろうなー。古くは『家畜人ヤプー』とかも。興味深いです。それを調べてたら「家畜化幻想作品論」っていう論考発見。



あと、今月は子供の頃に見たトラウママンガのタイトルがようやく判明!
永井豪の『ススムちゃん大ショック』でした。
同じような話が上の藤子F不二雄異色短編集にも入ってるんですが、残虐なインパクトはこっちの方が強烈。

スキンヘッドキャラ

Category:髪型分類・男キャラ

スキンヘッドの男キャラをとりあえず思いついただけ集めてみました。えらい肌色の一覧になってしまった。
・DB坊主多すぎ。
・スキンヘッドキャラのイメージって何だろう? 質実剛健な男らしさ?
・お坊さんを連想するからか、朴訥でストイックな印象がある。
・あとお年寄り。
・新キャラ発見ししだい追加予定。


スキンヘッドキャラ一覧

個人的バトルマンガの理想

Category:雑記

★ラスボスが必死、もしくは弱そう
・武装錬金のパピヨンみたいに自分の延命のためとか。
・ジョジョ4部の吉良吉影みたいに自分の罪を必死で隠そうとするとか。

★特殊能力を持たない一般人が身の丈の活躍をする
・ネウロの弥子ちゃんみたいな。
・あとうしとらの、妖怪相手に機動隊だか自衛隊が出動するのも好き。
・不評と言われてるるろ剣の薫&弥彦VS十本刀も、女子供が頑張ったという意味では嫌いではなかった。

★特殊能力だけで戦おうとしない。肉弾戦を疎かにしない
・デスノの月はノートなんざ使わなくても頑張れば完全犯罪でLを殺せたと思う。
・幽遊白書の「相手の思考を読める男が幽介の動きが速すぎて普通にストレート決められる」とか好き。
・ジョジョ4部の「露伴のマンガを目にした者は操られる→でも仗助は怒りでマンガが目に入ってなくて露伴フルボッコ」も良かった。

★ちゃんとダメージが蓄積される
・銀魂柳生編の沖田&神楽の戦いはちゃんと怪我が後引いてて、それがちゃんと戦いに響いててすごく良かった。
・ワンピースはキャラにはあんまりダメージ残らないけど、船はちゃんとダメージの蓄積により壊れていった。なぜこれをキャラではできないのかと思う。

★ちゃんと疲労が蓄積される
・疲労描写描いてるマンガってどのくらいあったっけ?
・特に疲労のせいで戦闘が左右されるのが好き。
・H×Hのバレーボール終盤でゴンが倒れてボールはずれる…とか。
・ドラゴンボールブウ編の終盤で元気玉を使う悟空の疲労がやばくて一時ピンチ…とか。
・トリコの消費カロリーはMPみたいなもんか。

★キャラが死ぬ
・最近敵キャラですら死ななかったりするから…。
・やっぱり戦いには失われるものがあった方が自然だと思う。緊張感も出るし。
・藤田和日郎の「死はそのキャラの最後の晴れ舞台」的な言葉に賛成。

★ラスボスと決着つけるのは主人公以外でもいい
・ジョジョ4部(吉良吉影VS承太郎&康一&救急車)
・H×H(メルエムVSネテロ会長)

着道楽

Category:山岸凉子

着道楽
1993年

ツタンカーメン〈1〉(希望コミックス)』(潮出版社)
鬼(潮漫画文庫)』(潮出版社)
山岸凉子スペシャルセレクション〈4〉甕のぞきの色』(潮出版社)
に収録。



とっておきの桜の着物を着て母の法事へ行こうとする志麻子
しかし着替えてもいないのにいつの間にか法事の時間になってしまった。
着替えるために家へ急ごうとする志麻子だが…。


常世長鳴鳥』『時じくの香の木の実』あたりでも意味なく頻発していた山岸先生のお着物好きが、ホラーと着物のコラボというよくわからないかたちで炸裂!

最初は、けっこう奇抜なアイデアが好きらしい志麻子さんの「お着物うんちくマンガ」といった雰囲気でしたが、志麻子さんが浴衣の上に綿入れを着込んだあたりからおかしい方向に。

「ほら 法事をやる予定の定願寺がすぐそこよ」
「ちょっと散歩のはずがこんな所まで来てしまうなんて」

着物のおしゃれにうるさい私がこんな浴衣に綿入れなんて格好で皆の前に出られないわ!(そりゃそうだ)
絶対にあの桜の着物を着て法事に出たいのよ!と、急いで支度に向かおうとする志麻子さんですが…。

この話は恐怖ものには珍しく、どことなくコミカルさが感じられる作品です。着替えを急ぐあまり気が動転した志麻子さんがなぜか卒塔婆や骨壺を手に持ってしまい、そのたびに
「きゃっ これは卒塔婆じゃないの」
「きゃっ 骨壺!?」

と叫ぶあたりとか、なんかのコントみたいです(笑)
死に装束をパクった女性はそのうち祟り殺されそうだ。

海の魚鱗宮

Category:山岸凉子

海の魚鱗宮(わだつみのいろこのみや)
1985年

山岸凉子全集〈16〉海の魚鱗宮(あすかコミックス・スペシャル)』(角川書店)
自選作品集 ハトシェプスト(文春文庫ビジュアル版)』(文藝春秋)
山岸凉子スペシャルセレクション〈3〉神かくし』(潮出版社)
に収録。



あの夢の中の女の子は……ナ・ヲ・コ…
海で溺れて死んだ奈保子ちゃんだ


娘の和美を連れて、久しぶりに郷里へ里帰りした寿子(としこ)
無意識のうちに自分の郷里を嫌っていたことに気づいた寿子は、その原因である、昔海で溺れて死んだ「奈保子ちゃん」という少女のことを思い出す。


寿子はなぜか娘に女の子らしい格好をさせることを嫌がる主婦。
12年ぶりの郷里の海は、寿子に恐ろしい過去を思い出させます。
「奈保子ちゃん」は寿子が子供の頃に同じ幼稚園の、とても可愛い女の子でした。

「やあ 奈保子ちゃんにピッタリだね その帽子」

寿子が貸してあげた可愛い帽子は、寿子よりも奈保子ちゃんによく似合い、寿子の慕う近所の高校生・啓一さんも奈保子ちゃんのことを褒めた。
その後寿子は、帽子を海に落としてしまった奈保子ちゃんを責め、海の中に帽子を取りに行かせた…。

わたしとても奈保子ちゃんが憎かった
啓一さんにほめられた事も 帽子が似合う事も
すべてが憎かったのよ


子供の頃って、大人の何気ない一言で自分の客観的な評価に気づかされてしまうものです。子供といえども女の子は自分の美醜に敏感です。気をつけてください啓一さん。

で、「幼い子供の持つ真っ白な残酷性」みたいなものをテーマにした話かと思ったんですが、その後もうひと展開ありました。
寿子が奈保子ちゃんのことを思い出した時、娘の和美の姿が消える。「帽子を被った女の子と海岸へ行った」と聞いた寿子は海岸へ急ぐが…。
このへんの展開は『パイド・パイパー』と似てますね。娘が犯罪者に狙われる話はマジでハラハラします。

奈保子ちゃんは寿子に恨まれるほどの美少女でしたが、「近所の優しいお兄ちゃん」の内に潜むロリコン心を引き出してしまうほどの可愛さはむしろデメリットだなぁ…。何となく連想したのはジョンベネちゃん(話逸れるけどアメリカの美少女コンテストってやつは本気で理解しがたいです)。

最後は寿子が無意識の内に避けていた「可愛い女の子」を克服し、「ママ 和美がピンクのワンピース着てるところ見たくなっちゃった」という一応ハッピーエンド。でも他の被害者の女の子のことを考えるとけっこう暗い気持ちになります…。

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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.