裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

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今月買った本(2012.6月)

Category:雑記

本2012年6月

9冊ですね…。
丸尾末広の新刊買いました。画風昔に戻んないかなー。
吾妻ひでおの選集的なものを買いました。吾妻ひでお・漫☆画太郎・福満しげゆきの描く可愛い女の子をパクりたい。あ、次点で鳥山明も。
エクゾスカル零の2巻を買い忘れ続けて数ヶ月。本屋に行くとなぜか忘れるんだよね…。チャンピオンの棚に行かないからかな。



これだけではなんなので、日記的なことでも書きます…。

・絶望先生ついに終わった! 最終回に差し掛かったあたりの怒濤の展開が凄すぎて、最終話自体は普通にラブコメで逆にびっくり。コミックス最終巻だけ買います。
・絶望先生の立ち読みついでに零(ギャン鬼)もチェックしたんですけど、今回のシリーズはちょっと面白そうかも? 持ち直した確信が持てたらコミックス買うんだけど…。でも引き延ばしルートに入ってしまった感は否めないなあ…。
・主に泣いてますのドラマどうなんですかねぇ…。絶世の美女って実写化しにくいよね…。まあ見ないけど。
・松井優征の新連載楽しみです! すごい長い間待ってた気がする。ネウロの後の読み切り2作は正直微妙だったから期待半分不安半分だけど、あの作者の新作はなぜか読みたいと思ってしまう…。面白くなくてもいい、松井先生の作家性をまたジャンプ紙面で味わいたい…。
・るろ剣新京都編アニマックスで前編だけやってたので見る。家族が集うお茶の間で志々雄様が締まりとか言い出したのでおごそかにテレビを消させて頂いた。そして一週間後の再放送を半分以上見逃した…。
志々雄様があんな下ネタを言うなんて。(←軽く衝撃)
・つか志々雄様髪生えてた…。あんなツヤツヤした志々雄様なんて。もっと痛んだ志々雄様が好きだ。
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タイムスリップ

Category:山岸凉子

タイムスリップ
1993年

自選作品集 タイムスリップ(文春文庫ビジュアル版)』(文藝春秋)
ゆうれい談(MF文庫)』(メディアファクトリー)
に収録。



世の中 摩訶不思議な話というのは結構あるものです

山岸先生の実際の体験や、周りから聞いた「時間に関する不思議な話」をバカになりきって話す実話系の作品。
面白かった! こういう不思議な話大好きなんです。幽霊ものより超常現象っぽい話のが好き。

最初の話は「比叡山を車で下る時、何度も同じ場所に出てしまう」というお話。これは山岸先生の体験なのですが、驚くことにそれをアシさんに話した時、アシさんの一人が
「わたしも比叡山で同じ目に合った!」
タクシーで山道を下っているはずなのに何度も何度も見る景色。同じお地蔵様。うしろの席で不思議がっていると、タクシーの運転手さんが一言。
「いやあ! この辺はこんなことがよくあるんですよ」
地元では有名!? すごいや比叡山。さすが志々雄様のアジト。(←関係ない)
てことは地元の運転手さんはみんな、比叡山に登る時は時間の流れのおかしい所につかまってしまうことを覚悟して行くんですね(笑)すごいや。これ比叡山の七不思議に加えた方がいいんじゃないでしょうか。比叡山行ってみたい…!

山岸先生がまたそれを別の人・Yさんに話すと、
「わたしもそれと同じような経験しました」
こうしてつながっていく不思議体験の輪…。
東北地方を旅行中、速度と時間からいって目的地についてもいいはずなのに、なぜか終わらない真っ暗な一本道(怖い)。そんな時ふと見つけた小さな木造の建物(怖い怖い)。裸電球が灯っているのに誰も出てこない(怖い)。
しかも驚くことに、松島トモ子も自宅マンション付近で迷った時、同じような体験をしたらしいですよ。東北地方と東京で同じような無人の木造の建物。怖いって!
きっとその建物は異次元に迷い込んでしまった人を待ち受ける建物なんですよ…。管理人はこの世の者じゃないんですよきっと…。こっちはできるだけ行きたくないな…。

ここで山岸先生が抜粋した『世界不思議百科』は私も読んだことあります。けっこう面白かった。
博物学者のサンダーソン博士はアズエー湖の近くで道に迷ってしまった。歩き疲れてふと気がつくと、なぜか15世紀のパリにいた。
「15世紀のパリだ」ということは博士も、一緒にいた奥様も、なぜか直感で思ったらしいです。こ、これは怖い。下手したら帰ってこれなそう。
そしてやっぱり訳知り顔の地元民。比叡山付近のタクシー運転手のように、地元の人たちの間では日々「坊や、アズエー湖の近くはたまに500年前のパリになるから気をつけなさい」「はーい、いってきます」みたいな日常会話が繰り広げられてるんでしょうか(笑)
きっと「現在のアズエー湖付近」と「15世紀のパリ」は何らかの理由でリンクがはられてるんですよ。時間や距離など意に介さないのが超常現象。あの世は過去と現在と未来が同時に存在するらしいし(by白眼子さま)。

これらの話のすごいところは、同じような体験を複数の人がしているというところですね。
比叡山は山岸先生とアシさん。木造の建物はYさんと松島トモ子。15世紀のパリはサンダーソン博士と奥さん(側にいた助手さんにはパリは見えてなかったらしい)。
この世にはそんな不思議な場所がきっとたくさんあるんですね…。私も一生のうち一度はそんな不思議体験できるのかしら。煙草に火をつければ解けるらしいし、私も一度くらいは狐に化かされてみたいものです。本気です。でも幽霊見てみたいって言う人に限って霊感さっぱりなんだよね…。

幸福の王子

Category:山岸凉子

幸福の王子
1975年

ひいなの埋葬(花とゆめコミックス)』(白泉社)
山岸凉子作品集〈8〉傑作集2 ティンカー・ベル』(白泉社)
黄泉比良坂(ボニータコミックス)』(秋田書店)
山岸凉子全集〈30〉愛天使(あすかコミックス・スペシャル)』(角川書店)
山岸凉子スペシャルセレクション〈8〉二日月』(潮出版社)
に収録。



「ぼく……しあわせ だったよ」

小悪党マーティンは財閥に嫁いだかつての恋人・コンスタンスが死んだことを知り、破産した彼女の家へ忍びこんだ。その際出会った彼女の幼い息子は、マーティンの後をついて来る。
気がふれているらしいその少年を見捨てられないマーティンは仕方なく面倒を見るが…。


破産に伴い自殺した両親に置いていかれた少年。
なぜかマーティンの後をついて来る少年は、自分の持っているものをすべて他人に与えてしまうという自己犠牲の塊のような性格でした。元々そうだったのか気がふれてからそうなったのかはわかりません。
食べ物を犬に。上着を子供に。死ぬ直前まで人々に何かを与え続け、少年はマーティンと出会って3日目に死にました。マーティンは少年の小さな棺を見てまともに生きる決意をしました。おしまい。

えーと、ぶっちゃけこういう泣ける話はあんまり好みではないのでろくな感想も書けないんですが…これに出てくる少年みたいな「他者への強すぎる救済願望・自己犠牲精神を持つキャラ」ってキャラクターとして面白いなーと前から思ってるんです。『ザ・ワールド・イズ・マイン』のマリアとか『めだかボックス』のめだかとか。こういうキャラ設定はそこそこだと単なる優しすぎる性格の人になっちゃうので、異常なまでに助けたがる!の方が面白いです。
…『いいひと。』の優二と『やさしくしないで!』の優一って設定かぶってるよな…(←どんどん脱線)。

リセスが面白い

Category:雑記

CSのディズニーXDチャンネルで放送されてるアメリカのアニメ「リセス ぼくらの休み時間」が面白い。
まだ全話は見てないけど、もっと評価されてもいいと思う!

舞台は小学校。「休み時間」にスポットを当てた爆笑アニメ…と紹介されていますが、個人的「リセス」の見所は、「小学生の世界」をひとつの社会、実際の社会の縮図として描いているところです。
日本の学園ものでも「やたら権力持った生徒会」とか「全生徒を支配下に置く風紀委員会」とか出てくるけど、ああいうのをもっとデフォルメたっぷりにギャグ路線で描いたかんじ。
「リセス」は基本的には「わんぱくないたずらっ子たちと厳しい先生たちが繰り広げるドタバタコメディ」なのですが、たまに入る「子供社会系エピソード」(大人も出てきますけどね)がすごくツボ。

・校庭のキングの入院中、代理キングになった生徒が次第に権力の虜になり人格崩壊とか。
・やんちゃな生徒に敢えて一日校長として権力を与えて自分たちの仲間に引き入れようとする教師たちとか。
・泥んこ戦争で石を投げた容疑をかけられて校庭裁判とか。
・スパイの生徒が下級生を雇って組織を拡大するも、全員が手柄を取り合うようになって瓦解とか。
・偉大な先代キングの校庭内法律を現代に適用したら生徒大困惑とか。
とにかく権力・ルール・搾取、果ては税金というワードがしょっちゅう出てきます。小学校ものなのに。素晴らしい。

登場人物も
・校庭の秩序を守るためにジャングルジムの頂上に君臨する6年生のキング
・生徒の違反を教師にチクることを稼業にしているスパイ生徒
・なぜか校内で商売するハスラー男子
など、普通の学園コメディを逸したキャラクターが勢揃いです。こういう、子供を単なる大人の目から見たコドモのイメージで描かない作品は当たりが多い気が。ぬーべーとか…テニプリとか…。
私のお気に入りは、ふと現れては学校の恐ろしい歴史を語るトラウマ白髪少年ブッチ。スパイ少年ランドールは殿堂入り(笑)


そんな「リセス」社会縮図系のエピソードふたつほど紹介。


「ステッカーを集めろ!」

T.J.(主人公の男の子)は病気で学校を休んでいた。一週間ぶりに登校した学校はシステムが変わっていた。上級生の間で流行っている「怪獣ステッカー」が校内の通貨代わりになっていて、ステッカーを払わないと何もできなくなっていたのだ。ステッカーを持っていないT.J.は、校庭で遊ぶためにステッカーを稼ぐことにする。しかし元来の頭の良さで見る見るうちにステッカーを増やしたT.J.は、ステッカーを集めることに快感を覚え、いつしか手段が目的になってしまう。
人を雇い、マージンを取り、金(ステッカー)と権力を手にし、ジャングルジムの上に事務所まで構えたT.J.はすっかり性格が変わり、やがて部下からも友人からも見放される。
「それでもいいさ。俺は一人でやっていく。このステッカーがあれば平気さ」
T.J.はすでに校内の流通ステッカーのうち80%をも占有していた。T.J.の裕福ぶりとは逆に、校庭の経済はほぼストップしてしまう。高笑いするT.J。
しかし、その直後恐ろしいことが起こる。怪獣ステッカーブームが去ってしまったのだ…。
「怪獣ステッカー? そんなもの今は価値ないよ。今はエイリアン切手さ」
価値の暴落した大量のステッカーを前に呆然とするT.J…。彼の前にかつての仲間が現れる。
「こんな俺とまた口をきいてくれるのか?」
「もちろんよ。さあこの契約書にサインして。これからは校内流通ステッカーのうち10%以上を占有しませんっていう契約書よ
反省して契約書にサインし、仲間と和解したT.J.は颯爽と立ち上がって言う。
「ようし、今度はエイリアンステッカーを稼がなくちゃな!」一同呆れ顔。END。
「リセス」の素晴らしいところは、善良だった人間が権力や金を手にするとちゃんと人格が変わってしまうとこです。絶大な力に取り憑かれる人間の心の弱さ、脆さ…。子供向けだっつーの。


「キング・ボブのピラミッド計画」

校庭の王者、キング・ボブは先代のキングのことを生徒たちが覚えていないことに危機感を覚える。このままでは自分も卒業して退位したら忘れられていくのではないか。そこでキングは古代エジプトのファラオにヒントを得て、校庭にピラミッドを作らせることにした。キングの象徴であるピラミッドを、泥の粘土でせっせと作る生徒たち。だがやがて生徒たちに不満が募っていく。
元々、少し前にキングの言い出した「ガム税」で、買ったガムのうち4枚もキングにとられる制度にうんざりしていた生徒たち。
「休み時間に重労働をするのはもういやだ! 遊ばせろ!」
生徒たちは暴動を起こし、キングたちと生徒たちで泥んこ戦争が勃発。ついに最終兵器「ホースで水ぶっかけ攻撃」を使ってしまったキングは生徒たちから完全に見放される。
キングは失政を反省し、民衆生徒たちに謝る。しかしまだ許してはくれない生徒たちを見ると、キングはさらに一言追加した。
「ガム税を取り消す」
その瞬間、校庭は割れるような歓声に包まれた。「キング万歳!」END。
このように、「リセス」は「イエーイ!」で終わることがやたら多いです(笑)アメリカっぽい。


もちろん普通のエピソードも面白い話は多いですよ。もう基本的に大袈裟。やりすぎ。
あと全員精神崩壊しすぎ。

・面白すぎる恐怖のカードゲーム「アジンボ」が流行りすぎて生徒全員ゾンビ化。
「みんな他の遊びを忘れちゃったのかよ! これを見ろよ!」
「そ…それは…見たことがある……ボー…ル…?
「キック…ベース…? そうだ…俺はそれを…やったことがある…!

・クラスの記念撮影のためのよそ行きを汚さないよう苦労する仲間たち。だが校庭の汚れに次々にとやられていく。「俺のことは構うな、早く行け!」
今まで転校ばかりでクラス写真に写ったことがない少年ガスは、両親が記念写真を楽しみにしているにも関わらず、チーズをぶつけられそうになっていたT.J.を助けてしまう…。
その後、チーズまみれの息子の記念写真を見て父親は微笑する。
「息子のこんな立派な姿を見たのは初めてだ」

・ブランコ少女が奇跡の「てっぺん越え」をした瞬間を見てしまった生徒はすっかりブランコ少女に心酔する。やがて新興宗教ブランコ教を作り、生徒の大半が信者に。

・雨が続いて校庭で遊べない子供たちは、少しずつ精神崩壊して教師の言いなりロボットになっていく。
こういうのをとことんオーバーに描くことで成功してます。暇すぎて精神崩壊、新しいお仕置きで精神崩壊。

・校則で禁止されている「汚い言葉」を使わない代わりに「ドヒャ」という造語を作りだして自由に使っていたT.J。しかし用法が「汚い言葉」っぽかったので、いつしか教師に「汚い言葉」として認定されて裁判沙汰。
「汚い言葉だと感じる者の心が汚いのではないかね?」名言!

・「職員休憩室」に夢を膨らませる子供たち。きっと夢のような場所に違いない! いやきっと巨大な研究所だ!→なんだ普通のつまらない小部屋じゃないか!→でも実は…。
「リセス」において、最初の方に出てきた嘘はだいたいオチで真実になってるという法則が(笑)

・あと、日本のゆとり教育論争みたいなのがアメリカにもあるのか、
頭の悪い大統領の命令で「学力アップのために休み時間廃止!」→逆に学力下がりまくり、目が死んでいく子供たち、徐々にモノクロになっていく画面…。
「大統領、子供たちの学力がだだ下がりです!」「じゃあ勉強の合間に遊ばせればいいんじゃね?」→休み時間と学力、元に戻る→「どうこのアイディア。わし天才☆」「さすが大統領!」
とか、皮肉なエピソードも。あくまでギャグっぽく描いてるけど、いいのかホワイトハウスをこんなふうに描いて?

ちゃんと「小学生っぽさ」も忘れてなくて、「延々と穴を掘り続ける兄弟」とか「いつも鉄棒にぶら下がってる女の子」とか「いつでもブランコを漕いでる女の子」とか、子供ならではの強いこだわりを捨てないイカすモブ生徒たちが出てきます。
いつもグループでつるみすぎで周囲から浮いてるおしゃれ女子軍団「アシュリーズ」もリアル(登場人物のコメントからして「アシュリー」は日本で言うところの「エリカ」「アリサ」的な名前なのではないかと思われる)。
隣の幼稚園を完全なる未開の地として描いてるところも上手いなあ…。
「子供VS大人」的なエピソードも多いです。教育委員会は悪の組織。


ちなみに絵はこんなんなので日本の可愛いアニメ絵に慣れた我々にはけっこうキツイものが。私はもう慣れましたが。あとは声優がもう少し上手ければ…。
Recess: Taking the Fifth Grade [VHS] [Import]
特にグレッチェン(左下の娘)のインパクトが(笑)

夢のQ-SAKU

Category:丸尾末広

photo
改訂版 夢のQ-SAKU
丸尾末広
全1巻
青林工芸舎



丸尾末広2冊目の短編集の感想です。
やっぱりエログロなので続きは下で。


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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.

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