裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

今月買った本(2014.2月)

Category:雑記

白い窓の向こう側 (白泉社文庫) 探偵ゲーム (白泉社文庫) ココ・シャネル 愛と孤独の日々 (ホーム社漫画文庫) (HMB T 4-1) まゆ子の季節 2 (集英社文庫―コミック版) ミスター味っ子(2) (講談社漫画文庫) ミスター味っ子(5) (講談社漫画文庫)

ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~ 1 (MFコミックス ジーンシリーズ) ニンジャスレイヤー 聖なるヌンチャク 【ドラマCD付特装版】 (キョート殺伐都市) 目玉焼きの黄身 いつつぶす? 1 (ビームコミックス) 目玉焼きの黄身 いつつぶす? 2 (ビームコミックス) LIGHT WING 2 (ジャンプコミックス) LIGHT WING 3 (ジャンプコミックス)

おかあさんの扉3  三歳児デヴュー!! (オレンジページムック) おいピータン!!(14) (ワイドKC キス) 百姓貴族 (3) (ウィングス・コミックス) 私たちのお弁当 (クウネルの本)
流れ星のジャッカル 島本和彦
SHY GIRL 井ノ本リカ子


今月は18冊。
なんかニーチェ先生がいつの間にかコミカライズされてたのでとりあえず買った。
マンガ家志望で絵が描ける人がいっぱいいて、絵は描けないけど良いネタ持ってる人はネット上にいっぱいいる現在。
ネットの面白ネタをマンガにしようというのは当然の流れ。これからこういうの増えてくんだろうなー。でもツイッターで連載とか読むのはあっという間に眼精疲労が来るので個人的にはなかなかついて行きにくいところ…。


(これまでのあらすじ)
通常版聖なるヌンチャクを買った管理人は、方々でドラマCDのデスドすごい楽しそう楽しそうという感想を読んで、結局特装版も購入した。
ドラマCD感想:本当にデスドがすごい楽しそうだった。森久保祥太郎ってメジャーの吾郎と、悪者系キャラはテニプリの赤也しか知らなかったけど、こういう演技もできるんですね! 私の中のデスドはここまでテンション高くなかったので(笑)想像とは違ってたけど、すごい好きです。聞いてて楽しい! CD付きも大して高くないのに大満足です。しょっちゅう聞いてます。調子良い時のウルフルンさんの声とちょっと似てるかも? しかしサヨナラ&ファックシーン飛ばされててがっかりだ。あとイマジナリーフレンドとしゃべるシーンも好きだったのに。あとゼンダを誘うシーンは腐ってもいなさそうな人たちからすら大告白タイムだのニンジャ告白力だの言われてて笑ったw
10分ごとにあらすじが挟まるのが面白かったです。しかもあらすじ内で微妙に話が進んでいるというカブトボーグメソッド。「スシを食わせたのだった!」じゃないよw
イグゾーション役の鳥海さんもすごいな。鳥海さんが一人いるだけでこのBLCD感…! 役のわりに声若すぎとか思ったけどそんなことどうでもよくなるくらい良い声だ。この声で「脂が乗って良いトロだ…」とか言われるとw
ドラマ版のシーノーは謎のイカ重点。セキバハラは飯テロ。

【目玉焼きの黄身いつつぶす?】
前から本屋で見かけて気にはなってたんですが、試し読み読んでみたら面白かったので購入。こんなテーマでマンガが出版できる国であることを全世界に誇りたいよね。
面白かったです! 日常の中での地味すぎるテーマを、派手な絵と演出で面白く見せることに成功してると思いました。『かっこいいスキヤキ』的な。でもこれ表紙で損してる気がする…。表紙だけ見たかんじではあまり買いたくならない…。

【ライトウィング】
ソウルキャッチャーズのおかげで重版かかったみたいで、再び近所の本屋に並んでたので買いました。
本当に、打ち切りに近づくほど面白くなっていくもったいないマンガだった。試合中にグラウンドでぽつんと立ってブツブツ言ってるだけの人がいるとか、他人の能力名がなぜか見えてるとか、羽根ブチブチとかすごい笑ったもん。でもジャンプで1話読んだ時はしょうもない打ち切りサッカーマンガだと思っちゃったんだよなー。
〜新連載1発目〜 読者がまだ作家の個性を理解しきれず、あっという間にうしろの方に。
→打ち切り寸前あたりでようやく読者がその作家の持つ味に気づき始めるが、時すでに遅し。打ち切りに。
→コアなファンが誕生。打ち切りを惜しみ、次回作は全力で応援しようと決意。
→次回作、コアなファンが真面目にハガキを出し、軌道に乗る。前作も重版に。(あわよくば文庫化)
これってけっこう素晴らしい流れだよね。今だと葦原先生もそうだよね。ほっこり。

【WJ】
焼野原塵終わっちゃったー。最近の新人マンガの中ではかなり作劇が上手い方だったのに残念です。でも一応話が終わるまで続けさせてくれたから良かったです。ジャンプ最近打ち切りに優しいよね。
べるぜバブも終わったか。最初の方は多分西森マンガが好きな人が描きたい不良コメディバトルマンガなんだと思ってたけど、いつの間にか西森とも違う…大ざっぱ? なげやり?感が特徴的な作品になってた。何とも言いにくいマンガだったなー。全然嫌いではなかったけど。作者の個性なのかなー。次回作もこうなのかなー。
食戟のソーマ、今やってるカレー勝負が料理マンガとしてはあんまおもんないんだけど、エロマンガパロっぽくなると急に面白い…。でもエロマンガを読み慣れてない人は楽しめているんだろうか。そこが心配。

【ハピプリ】
「恋愛禁止だ!」
やりおったー! AKB人気の恩恵を受けようとしてるのはわかってたけど、ここまでモロにやってくるとは。はっちゃけてますね。
ああしかしこんなルールわざわざ出してくるってことは、今年のプリキュアは恋愛要素多そうだなー。しかもルールとの葛藤つきなんでしょ。たるいなー。恋愛モノ興味ないなー。
…ん? プリキュア「内」恋愛禁止?

【キョウリュウジャー終了】
1年間けっこう面白かったです。キャラも好きだったしあんまりシリアスになんなかったし。(そんなに真面目にストーリーとか見てないので、キャラに好感が持てて楽しいドラマであればそれで充分なんです)
ノブハルとウッチーとエンドルフが好きでした。メンバーが最終的に10人くらいになって驚いたけど。
しかし今回ずいぶん声優が顔出してたなー。新手の経費削減だったりして。

【トッキュウジャー】
・「7:30分発!」と言ってるにも関わらず、アバンがあるせいで毎回2分遅れだったり1分遅れだったりで逆にリアリティのある列車もの。
・仮面ライダー電王で鍛えた列車描写!
・これで2年連続青がギャグ担当、緑がクールかー。
・イメージイメージ言ってて、まるでヴァンガードだなぁ。
・イマジネーション=妄想力ってこと? あれ? それアキバレンジャーじゃね? 公式が非公式の設定をいただきましたか? セルフパロをさらにパロりましたか?
・うわ、今年の戦闘員かっこいいな! なぜかジェントル! クローンヤクザみたい!
・敵怪人全体的に黒くてかっこいいです。キョウリュウはカラフルだったもんなー。
・変身中の白線がよかった。子供に白線の内側に下がることの大事さを教えてますね。
・「トッキュウ1号〜、トッキュウ1号〜」大事なことなので2回言いました。
名乗りがエグザイル。(まさかチューチュートレインだからか!?)
・プリキュアがAKBと思ったら戦隊はエグザイルかよ…。どうしようすっごい人数増えたら。
・「定刻通りに只今到着!」って言いそう。
・うわー乗り換えってこういうことか! ゴーカイのおかげで抵抗ないけど、誰が誰だよ?
・ロボに乗るたび改札通るの? ああー絶対改札でコレの真似して周りに迷惑かけるお子様が現れるよぉ。
・電光掲示板に技名出てるw楽しいw
・全員死んでるー!?(も同様!?)なんだっけこのデジャヴ…まどマギ?
・1話の感想だけで電王×ヴァンガード×エグザイル×まどマギという単語が出たぞこの特撮ドラマ…。
・よかった。今年も楽しく見られそう。あと1号がアラタ系じゃなくてよかった。

【よろしいならばあけぼのだ】
アニメ版ヘルシングで少佐の演説を聞いてて、何かに似てるなーと思ったら、枕草子だった。( ゚д゚)
諸君私は戦争が好きだ。(中略)
戦列をならべた砲兵の一斉発射が轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのはさらなり。
空中高く放り上げられた敵兵が効力射でばらばらになった時もをかし。
戦車兵の操るティーゲルの88mmが敵戦車を撃破するもをかし。
悲鳴を上げて燃えさかる戦車から飛び出してきた敵兵をMGでなぎ倒すもあはれなり。
銃剣先をそろえた歩兵の横隊が 敵の戦列を蹂躙するのが好きだ。
恐慌状態の新兵が既に息絶えた敵兵を何度も何度も刺突している様は、いとをかし。
敗北主義の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などは言ふべきにもあらず、
泣き叫ぶ虜兵達が私の降り下ろした手の平とともに金切り声を上げるシュマイザーにばたばたと薙ぎ倒されるも、いとつきづきし。

ほら見事にあてはまる。「○○などはたまらない」「○○する時など感動すら覚える」の畳み掛けがね、枕草子の「をかし」「あはれ」と似てる。これ考えてやってたらすごいな。

全く意見の違う健康系の本の表紙を並べてみた

Category:雑記

今にも大ゲンカを始めそうな本と本を並べて遊んでた。
こういう「反論本」って健康系の本だとすごい多いんです…。


買ってはいけない (『週刊金曜日』ブックレット) VS 「買ってはいけない」は買ってはいけない (夏目BOOKLET)
まずは有名どころで。反論本(右)はデザインを似せて挑発!


医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法 VS 「医療否定本」に殺されないための48の真実
2冊の間に火花が散って見えるようです…。右、1個増えとる!


粗食のすすめ (新潮文庫) VS 粗食は大敵―長生きする人ほど、肉も魚もよく食べる
この「粗食系」は私がまとめたところ、3対3になりました↓
たたかえ! 粗食本!


負の暗示

Category:山岸凉子

負の暗示
1991年

パイド・パイパー(ユーコミックスデラックス)』(集英社)
神かくし(秋田文庫)』(秋田書店)
山岸凉子スペシャルセレクション〈5〉天人唐草』(潮出版社)
に収録。



この僕が並以下… 澄子も僕が丙種なのでばかにしている
澄子…みゆき 女にここまでバカにされていいのか
たかが女に その女に…この僕が…


昭和13年。一人の男が一晩のうちに村の住民たちを30人惨殺するという陰惨な事件を起こした。
そのまま自殺した犯人は、これといって極悪人でも精神異常でもない平凡な22歳の青年・土井春雄だった。
彼はなぜこのような事件を起こすに至ったのか…。


昭和13年に実際に起きた日本史上前代未聞の大量殺人事件・津山三十人殺しが元になってます。『八つ墓村』の元ネタにもなった事件です。(ちなみにこの事件、調べていくと、当時の田舎村のフリーセックスっぷりと「寺井」性の多さに困惑すること間違いなしである)

斧、刀、銃などを使い、祖母を皮切りに1時間半で30人を殺害。犯人の春雄(都井睦雄)は、どのような人物だったのか。どういった環境で育ったのか…。
犯罪心理とか好きなので面白かったです! 山岸先生の社会系マンガの中でもかなりの大作ではないでしょうか。

子供の頃は優等生だった春雄…。でもお金がなくて進学できなかったり、畑仕事がたるくてさぼったり、コツコツ勉強できなくなったり、いつの間にかニートだったり、肺病を嫌われたり、女と遊んで現実逃避してみたり、ちょっとしたことが春雄を破滅へと導いていった…。
この「小さい頃はできた子だったのに…」って人はいつの時代にもいるんですねぇ…。

祖母に溺愛され 優しい姉にかしづかれて
春雄はいつのまにか 世の中は自分を中心に回っているという感が強くなっていた
この 何事につけても自分が1番であるべきと思う全能感は
傷つけられた時 ひどく不安なものに変貌する
しかし 本来 この子供っぽい全能感は 成長の過程で打ち破られていくものなのである


しかし、春雄は奇跡的に(?)全能感を打ち破られないまま大人になってしまった! これが本当は春雄にとっての一番の不幸じゃないだろうか。少なくとも私はそう思います。これおばあちゃんにも責任だいぶあるよね…。
そんな「僕が一番偉い」という増長しきったプライドを持った春雄にも、現実は容赦なく襲いかかります。いつの間にかさっぱりついて行けなくなった勉強。畑仕事しないから男たちから仲間はずれ。手当たり次第に女に手を出し嫌われ。そしてとどめは徴兵検査の結果が「丙種」。軍国主義まっしぐらのこの時代でこのレッテルは、春雄を村八分にするのに充分な理由でした。

「優秀な男であるはずの僕」は村の男からも女からも忌み嫌われ、肉体関係のあったみゆきにもこっぴどく振られ「隆のほうがヨかった」とか言われてしまい、初恋の人妻・澄子さんにも「これくらい言わないとわかんないんだから」と同じくこっぴどく捨てられてしまいます。(春雄は何でも自分の都合の良いように取るため、過去に澄子が無言の愛想尽かしをしても気づかなかった)

本来 甲種でもおかしくない優秀な人間であるこの僕が こんなにも虚仮にされて…!
それに丙種は僕の責任じゃない そうとも すべて 僕の責任じゃない
いつも周りの人間が僕を悪い方へ悪い方へと導いてゆく…あいつら女共
あいつらに思い知らせてやる その土井春雄が一角の男だったということを
あいつらに嫌というほど思い知らせてやる


そんで春雄は神戸まで殺戮用武器を買いに行くんですけど…。うーん春雄、そのまま村を出て広い世界で暮らしていたら再スタートできてたかもよ? 何となく、春雄は閉鎖的な村から出てった方がうまくいくような気がするよ?
昔の人ってあまり生まれ育った村から引っ越したりしないのかな。ていうか、春雄がもうこの時、全員ぶっ殺す>>>人生をやり直すになってたからだめか…。

春雄が女との現実逃避にのめり込むきっかけとなった年上の人妻・澄子さん。これが決して性格の良い人ではないのですが、常に自分の利益だけを考えて生きる澄子さんは、なぜか見ていて妙に小気味良いというか、事件の寸前に「沈む船からいち早く逃げる鼠のように」京都へ引っ越す要領の良さとか、悪女っぽくていいかんじ…。
あと春雄が2番目に恨んでたみゆきも逃げおおせて軽症で済むという悪運の強さだし…。この二人、やな女なんですけど、実はけっこう嫌いじゃないです。山岸先生が描くと『月読』の天照さんみたいな、悪くてずるくて強い、妙な魅力を感じる。
この二人を逃がしたのは本物の春雄(睦雄)も遺書で悔しがってます。「うつべきをうたずうたいでもよいものをうった」

突入前の春雄の目 が 怖 い 。
ていうか…ぶっ殺しても「一角の男」だと思い知らせたことにはならない…よね? 春雄くん?
そして深夜。村中の電気を停電させた春雄。あとはただ、阿鼻叫喚地獄。春雄が「祟りじゃー!」でおなじみの例の格好で恨みのある村人を殺しまくりまーす…。何これホラー映画じゃないか…。
有名なエピソードである「おまえは僕の悪口を言わなかったから撃たない」「あっちゃんちはここか。紙と鉛筆を借してくれ」のシーンも出てきて、本当に春雄は自分の基準のみで生きているなぁ。
春雄も可哀想なとこあったけど、自分大好き人間に危害を加えられる側としては、迷惑以外の何物でもありません。
事件的には秋葉原の事件なんかも同質のものと言われていますね。なるべく多くの他人を巻き込んで死にたいという…。今も昔も変わらぬ人間の心理ですな。
「真に恐ろしいのは、弱さを攻撃に変えた人間」by荒木飛呂彦。

~以下、思い出話~
春雄は私が子供の頃、近所に住んでた男の子・ハルオ(仮)にすごい似てるんです。当時ハルオが中学生、私が小学校低学年かな?
もう、性格はマジで春雄。「僕が一番偉い思考」「急に変なことでキレる」「言うことはでかいけど行動しない」「都合いい病弱アピール」など、春雄にそっくりでした。
育った環境も似ていて、過保護な親から溺愛されてて、おこづかいを何万円ももらってて(家は春雄と違って近所でも有名なお金持ちだった)、大人でも買えないようなブランド品を持ってて、周りの子たちから羨ましがられて…。
でもその反面、金品を渡して他の子(主に年下)を家来のように扱ったり、ちょっと否定されると人が変わったように激怒することが目立つ子でもありました。
引っ越しちゃったからあまり覚えてないけど、確か途中からハルオは周囲から孤立していってたよなー…。子供たちの親が「あの子から金や物を受け取るな」と叱ったのもあるし、取り巻きの子供たちも育つにつれ、ハルオの人格とか金遣いを恐れはじめて。
彼は今どうしてるんだろう…。だいぶ後に聞いた噂では、大人になってもあの性格は治らず、芸術家か何かを目指して美大?に落ちて以来、精神に異常をきたして入院したって聞いたのが最後だなぁ…。
今思うと、ハルオは自己愛性人格障害だったのかなーって思います。春雄も自己愛だったんじゃないかなー。どうも事件を調べてみるとそんな感じが。祖母の育て方が明らかに自己愛養成プログラムだし…。
私は『負の暗示』を読むたびにハルオのことを思い出します。春雄も、ハルオも、もっと早い段階で挫折を知るべきだったのではないでしょうか。生まれてから一度も折れることなく育ってしまった増長した自尊心とは、あんなに人の人格をねじ曲げてしまうものなんですね。
最近、日本は特に自己愛が増えてるとか。なんでだか知んないけど、もうこれ以上あの手の自分大好き人間と関わりたくありません本当に勘弁してください。(←なんか他にも春雄じみた人間に嫌な目に遭わされてきたらしい)(自己愛ってみんな性格同じなの何で…?)

しかし、子供を育てるのって本当に大変だよなぁと、しみじみ思います。親御さんだって、ちょっとやり方がまずかったとはいえ、息子可愛さに金を与えただけだし、彼だって欲しい物なんでも手に入って威張れて良い気分で子供時代を過ごしたろうに、それだけじゃだめなんだなぁ…。それだけじゃ歪んでしまうんだなぁ人間は…。本当に人間を育てるのは難しいなぁ…。(´-ω-`)

キルケー

Category:山岸凉子

キルケー
1979年

天人唐草(サンコミックス)』(朝日ソノラマ)
山岸凉子作品集〈7〉傑作集1 スピンクス』(白泉社)
山岸凉子全集〈24〉パニュキス(あすかコミックス・スペシャル)』(角川書店)
山岸凉子恐怖選〈1〉鬼来迎(ハロウィン少女コミック館)』(朝日ソノラマ)
自選作品集 夜叉御前(文春文庫ビジュアル版)』(文藝春秋)
パイド・パイパー(MF文庫)』(メディアファクトリー)
に収録。



「おまえ ココアを飲まなかったのね 飲まなかったのね」

中学生の奈津子、広、隆、進、小学生の道子。5人は山でのハイキングの帰り、バスに乗り損ね、山中を彷徨っていた。
日も暮れ弱気になっていた頃、5人は山の奥に家の灯りを見つけ、助けを求める。
その館に住んでいたのは大量の動物たちを飼う、妖艶な美女だった。


神話上の魔女「キルケー」を題材としたお話。元ネタはギリシャ神話なのに着物姿に切れ長目のキルケー。新鮮!
この作品は比較的シンプルな恐怖ものという印象があります。原始的恐怖「取って喰われる」にだいぶ近いというか。
仲良し5人組の中で一人だけ性格悪い子がいたので、「この子が最初の犠牲者なんだろうなぁ…(´ー`)」と思ったら案の定だよ! なんかホラー映画とか探偵もの的なテイスト。

キルケーさんの能力(?)は「人間を動物に変身させる」という、どこにでも出てきそうな単純なものなのですが、「人間の意識を保ったまま動物になる」ってよく考えたらすごくイヤだよなぁ…と思わせてくれます。主人公の奈津子一人だけ、好き嫌いが多いおかげで助かるんですが、すでに動物に変えられてしまった仲間たちが奈津子に寄ってきて、(逃げろ、逃げろ)と必死で示す…。うっわぁ…。
それを信じようとしない奈津子に置いて行かれた4匹(4人)の1コマが何気にめっちゃ切ないです…。ねこ…かわいいけど…。
微妙にしゃべれるオウムを採用してしまったのはキルケーさんの油断。きっと。

「逃げろ クェ 逃げろ」
「さっきのあの声 なんだか広くんの声に似ていた」

5人が館を見つけた時に吠えまくってた「番犬」たちも、多分犠牲者(元人間)なんだろうなぁ…。最初5人を逃がしてやりたい一心で吠えてくれてたのかと思うと切ない。『ねむれる森の…』とかでもそうでしたけど、言葉が通じない・意思の疎通ができない系は個人的にはかなりの恐怖です。ジョジョ5部のトーキングヘッズとかすげーヤだったなぁ…。

キルケーさんは魔女(?)なのに魔術とかじゃなくて、ポタージュとかココアとか何か飲ませないと動物にできないってのが微妙に怖さ半減してる気がしないでもないなぁ…と思ったんですが、元ネタも同じでした。じゃあしょうがないか。まあ魔女って本来修行した人間の女だからね…。奈っちゃんは私と同じでこってり系の飲み物が飲めない人と思われ。
ところで誰もつっこんでないけど、キルケーさん場面によって身長でかすぎだよ…。登場シーンで2m、隆くんを襲う前のシーンなんか4mくらいあるじゃないですか…。バランス的におかしいけど「でかい」というのはやっぱ単純に怖いですね!

ハピプリ第1話感想

Category:雑記

文まとめるのめんどいので、箇条書きで。
「何この90年代感」とか「絵柄ケロロかよ」とか思ってたけど、見てみたらけっこう面白かったです!

・視聴3分くらいで「あれ? これスタッフにハトプリの人絶対いるよね?」と思って調べたら監督がハトプリの人だったー。それなら個人的には期待できるかも。OPもハトプリっぽい。久々のあのかんじ。地球をバックに光るぞー。

・しかし絵柄は好みではない。目の下線がなんかやだ。
・でもみんなよく動くし、きっと見てるうちに可愛く見えてくるんだろうなー。
・ひめはイカ娘に似てないか。
・水色髪好きー。

・とりあえずイケメン出す気満々ですね!? よっしゃ!
・別に恋愛要素はいらないけど、男キャラはある程度いた方が面白くなると思う。
・ていうかのっけからずいぶんキャラ見せてくるなー。

・「勘違いしないで!」フォーチュンさんはきっとツンデレじゃなくて本当にこういう人。

・幻影帝国に侵略されてるの、別世界の話じゃなくて地球上の話だった。
・ブルースカイ王国も地球上の国だった。プリンセス異世界人じゃないんだ…。
・「侵略されつつある日本」「スーパーヒーロー(ヒロイン)として人々に認知されているプリキュア」
・好きなタイプの設定! やった!

・ひめの性格がけっこう難しいなー。バカで弱くて人見知りだけど知った相手にはぶっちゃけててわがままで調子乗りでオシャレで…? 気弱なのかそうでもないのか。もっとえりかっぽいと思ってたけどつぼみっぽいところもあるなー。現実にはこういう人いるけど、アニメでこういう性格のキャラは描くの難しそうだなー。アニメって極端な性格の方が描きやすいからね。子供向けは特に。

・「かわるんるん!」なんか今年はえらい対象年齢下げてませんか?
・あう…。変身シーンはなんかだめだ…。最後までマントで胴体を隠してるのがもったいなさすぎる…。
・あとプリキュアでよくあるイヤリングが装着されるシーン、イヤリングの色が薄いのか、光エフェクトが弱いのか、何が装着されたのか、見ててよくわからない。光ってパシーン!って装着される変身シーンが好きなのでもったいないです。うーん…。

・名前もポーズも自分たちで決める方式かよ! ますますハトプリじゃん!

・アイテムがブレスレット型なので、それに伴う動きが男の子っぽくてカッコイイ。なんかやっぱり90年代っぽいけど。
・技出す時の動きはいまいち。玩具として遊んでもらう時のことを考えすぎなかんじ。攻撃する時にあんなせせこましく両手使ってアイテムクリクリいじってる時間ないやろって思っちゃう。

・黄キュア予定(?)の子の名前、大森ゆうこか…。やっぱAKBなのかな…。
・黄色だからあざと可愛い系かと思ったら、私服オーバーオールなのね。しかも食べもの屋の娘で食いしん坊キャラの予感も。

・プリンセスの名乗りが無駄にかっこよくて噴いた。本人とのギャップ…!

・次回予告時の台詞「みんなで幸せ…」ゲットだよ!
・提供のゆうゆう可愛いな。

・EDでは進みすぎたCG技術が本編のキャラデザを追い越してしまった模様。
・今年キャラデザあっさりしてるからね…。

…「おいくら万円」って久しぶりに聞いたなァ…。

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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.