裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

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マンガの擬音語・擬態語(オノマトペ)

Category:研究未分類

マンガに出てくる
面白い・不思議な・変わった・独特のオノマトペ(擬音語・擬態語)を集めてみました。
やっぱりオノマトペの可能性は無限大ですね! 特にマンガ家さんオリジナルのオノマトペは楽しいです。
マンガのオノマトペについては『マンガの読み方(別冊宝島EX)』、『マンガはなぜ面白いのか──その表現と文法』、『マンガの力』にも少し書かれています。
↑あ、全部夏目房之介だ。若干内容かぶってるかも知れません。
オノマトペ3個追加しました(2010.09.14)
オノマトペ4個追加しました(2011.03.11)←地震の1時間前の更新…

【その2】作りました(2011.10.30)



©賭博黙示録カイジ
ざわ・・
福本伸行作品に頻出する福本独自のオノマトペ「ざわ…」です。
元々「ざわざわ」というオノマトペは普通にありましたが、語尾に「…」を付けることにより「福本の擬音」という印象になりました。語尾の「…」は2点リーダーだったり3点リーダーだったりします。
文字通り群衆などのざわめきを表す場合と、人物の心のざわめきを表す場合の、2種類の使い方があります。


©賭博破戒録カイジ
ジタ・・・ジタ・・・
こちらも既存のオノマトペ「ジタバタ」の「バタ」を取っただけで福本独特のオノマトペになっております。
『賭博破戒録カイジ』では他にもぐね・・・ぐね・・・などがありました。とりあえず「…」を付ける人ですね。


©さよなら絶望先生
めるめる
独特の擬音を作中で織り込むことで有名な久米田康治の、メールを打つ時の擬音「めるめる」。
久米田先生が「この擬音をどんどん広めて下さい」と言ったため、他のマンガ家さんも結構使ってます。
微妙に動詞っぽいところが使い勝手よさそうですよね(「振る」→「フルフル」みたいな)。



どよんど
同じく久米田独特のオノマトペ。「どよーん」の変形であろう。



ニャマリ
一人密かに笑う音。「ニヤリ」+「ニマリ」か。主に藤吉晴美のオノマトペのようです。
ググってみると「萌え」や「BL」に対してのニヤニヤとして使用されることが多いのかな?(藤吉がそういうキャラだからですが)


©魔法陣グルグル
…ンパッ
『パパーン』の逆回転」という珍しい手法をとった効果音。
そういえば「意気消沈」を表現するオノマトペはもっとあってもいいと思う。



んゃじっ
こちらは「じゃーん」の逆再生。
なんか天性の才能を感じるオノマトペだ…。


©金色のガッシュ!!
テーン
『金色のガッシュ!!』によく出てくるオノマトペ。意味的には「ジャーン」と大体同じ。


©銀魂
フワフワ
これはオノマトペっていうか台詞内で使われてる擬態語なんですが、『銀魂』での「フワフワ」というオノマトペの使われ方は少し変わっていて、「(記憶などが)おぼろげだ」のような意味合いで使われています。
「地に足がついてない」みたいなイメージから来てるのかも知れません。
ちなみに平安時代頃は「おぼろ」から「おぼおぼ」というオノマトペを使ってたらしいです(源氏物語「浮船」参照)。


©テニスの王子様
ボーン
『テニスの王子様』でのショックを受けた時の音。初期から結構よく出てきます。
ジャガーさんでいうところの「ガビーン」に相当。



ズビシィ
ポカッ

アデュ

アデュ。この不思議な音を立てて赤也を叩いているのは、一番右下のコマの眼鏡・柳生比呂士くんです。
試合中に「これで終わりです……アデュー」とか言う紳士キャラです。
…許斐先生…ちょうどいい効果音…思いつかなかったんだ…きっと…。


©DRAGON BALL
ズォビッ
ピッコロが魔貫光殺砲を出した時の音です。他のシーンでもこの技を出す時の音は必ず「ズォビッ」だったので「魔貫光殺砲の音」と言っていいと思います。
ちなみにドラゴンボールは光弾系の技でも「ズッ」「ズオッ」など、わざと音を押し殺した系の擬音が目立ちます。


©HELLSING
ぞる…
『ヘルシング』にたまに出てくる「不気味なスゴ味」を感じさせるオノマトペ。


©銀牙 -流れ星 銀-
ビーン
隠していた妊娠を言い当てられた時の音。ビーン。
普通だったらこういう時は「ドキッ」とか「ギクッ」か?
昔のマンガなので今のマンガとはオノマトペのノリがちょっと違うかも知れません。


©ぬらりひょんの孫
ぬらり…
「認識をずらす」という技を出した時の効果音。
テケテケ、べとべとさん、くねくね、ぬっぺらぽんなど、妖怪・幽霊の名前はなぜかオノマトペから来たものが多く、当然「ぬらりひょん」も「オノマトペチック妖怪仲間」の一人。
近年では「ぬらり」というオノマトペはあまり使われることがなかったのですが、「ぬらり+ひょん」が妖怪の名前になり、そしてそれが少年マンガの主人公になったことで久しぶりに日の目を見ました。おめでとうございます。しかし「ぬらり」などという効果音と共に描かれた少年マンガの主人公がかつていただろうか…。


©道士郎でござる
とじり
目を閉じた時のオノマトペ。
「閉じ」にしっとり・はっきり・ぐったりなどと同じ「り」をつけるだけで一気にオノマトペに!
これは新しい! 流行る!と思ったのですが、よく考えたら「しっとり」も元は「湿る(しとる)」だろうし、「こんがり」も「焦げる」から来てるらしいし、このオノマトペの作り方は意外と歴史があるのでした。きっとこの「とじり」も100年以内に一般化する…!


©ぼのぼの
ずいるずいるずいるずいる
しゅりんくっ
おぺろん
ぬほりん

けこけこ・ちゃぷる・でぶりあん…など、独特のオノマトペで溢れている『ぼのぼの』ですが、その中でもぷれーりーどっぐちゃんは独特な音をたくさん立てます。
「シュリンク」といえば書店でマンガなどを包んでいる透明フィルムのことなんですが、多分関係ないです。



さははは
こちらはぼのぼのが海を泳いでさすらう音。
「じゃばばば」の音を弱めたらこんなかんじになるかも知れません。



さははー
上の「さははは」と似てますが、こっちは風が吹く音。
風が吹くオノマトペといえば「ざわわ」(ざわ・・・ではない)があるので、音的には結構近いですね。



おぶおぶおぶ
ぼのぼのが腕をじたばたさせる音。ヒグマに羽交い締めにされてた時もこの音が出ていたので、もがく音のようです。普通に「ジタバタ」だった時もありましたが。


 
りっくりっく
ぼのぼのが元気に歩く時の音は「りっくりっく」。
さらに力んで歩くと「りっくう」→「りいっぐうー」となります。
ちなみにぼのぼののお父さんの歩き音は「つっくつっく」、アライグマくんは「じったじった」でした。
歩く音といえばアニメ版『サザエさん』のタラちゃんの歩く時の音も変わってますよね。



てろてろ
でべでべ
すてててて

小ヒグマくん・ぼのぼの・シマリスくんの走る時の音。
「でべでべ」のぼのぼのは走るのがとっても遅いです。
ちなみにこれより後の巻には「すたたすた」と小走りするぼのぼのも出てきます。(「でべでべ」との違いは胸の反りか?)


©僕の小規模な生活
もっもっもっ
「妻」が菓子パンを食べる音です。
「もぐもぐ」「もりもり」より「無心に食べてる」感が強いか? 噛むスピードが早いようなかんじもします。
このマンガには他にももたーもたー・ハリーン・モージモジ・ドーギマギ・トシャー(吐瀉する時の音)・ズボーン(ズボンをはく音)など、変わったオノマトペがたくさん出てきます。長音の多用が特徴。


 
ファファーン
同じく『僕の小規模な生活』での効果音。
妻の機嫌が直った時やホッとした時など、明るい場面で使われることが多い。
「パパーン」のP音がF音に転じたものか。


 
ファフーン
赤ちゃんを抱っこした時の謎のオノマトペ。
今までずっと上↑のファファーンと同じ音だと思ってましたよ…。何だろうこの微妙な違いは?


©うちの妻ってどうでしょう?
パカパカカカカ…
「妻」が納豆ごはんなどを食べる時の音は「パカカカカ」です。多分かっこみ系のごはんの音?
既存のかっこみ音(何それ)といえば「カッカッ」というオノマトペがあるにはある。


©ピューと吹く! ジャガー

人を殴った時の音ですが、この擬音の中で絵の通り攻撃性のある音は「ゴ」だけです。
書き文字の太さに注目!



わさわさ
「わさわさ」は元々あるオノマトペですが、ジャガーさんでは「人物が変なかんじに手足を動かす」みたいな場面で使われることが多いです。



ちぬちぬ
雨が振る音。ちぬちぬ。妙に感じ出てます。
ジャガーさんには他にもホギャーン・ゴヘーン・バグラッシャーン・セボーン・ぺるん・メッコシャン…などのオノマトペがたくさん出てきます。



ハンサムーン
第330笛(すごいハンサムハンサムいってる回)に登場した畔寒痼がショックを受けた時の音。
意味的にはいつもの「ガビーン」と同じようなものです。
しかしオノマトペっぽく書けば何でもオノマトペっぽく見えるもんですね。



シャゴラデッシュプロポリース
意味不明。


©うしおととら
しゃこん
『うしおととら』のバトルシーンの擬音は変わった音が多いです。特に「とどめ」の音。
他にもボ・ぎょん・づどん・だぎょむ・ぢぎ・ずぱ・くん…などがあります。
ちゃんと決まって見えるのは構図が大胆でカッコイイからだろうなー。



ぢぱ
『うしおととら』のバトルシーンの擬音は基本的にはこのように平仮名なのですが、
途中から漢字表記のオノマトペも登場します↓



割(かつ)
「割る」と書いて「かつ」とルビを振る(「かっ」かも)、漢字の音訓をうまく利用した擬音。
文字通り大岩を割るシーンです。
ところで「音」と「漢字の意味」が見事に一致しているオノマトペといえば「ゴウ(轟)」だと思う。



削(さく)
「削る」と書いて「さく」。
他には白面の者を封じた時の「檻(かん)」とか
あと鏢さんの「禁」とかもオノマトペ的な効果があったと思います。
それとシャガクシャ編にも憎憎憎憎憎憎憎…という書き文字が出てくるんですが、オノマトペ的なものなのかどうかは不明。
とりあえず藤田先生は漢字オノマトペが上手い。


©ジョジョの奇妙な冒険
ズキュウウゥン
『ジョジョの奇妙な冒険』第1部のキスシーンで発せられた謎の音。
マンガ研究本のオノマトペの項で必ずといっていいほど取り上げられている「ズキュウウゥン」です。

バキュームカーのキスではあるまいし、口を吸って「ズキュウウゥン」と音がしたわけではない。
心理的な衝撃力の喩え(擬情語化)なのである。つまり擬音を実際には聞こえない心理的な「音」に転化しているのだ。

マンガの読み方(別冊宝島EX)
擬音から「音喩」へ──日本文化に立脚した「音喩」の豊穣な世界(夏目房之介)




メメタァ
波紋法でカエルの上から岩を殴る音です。これもあちこちのマンガでパロディされまくってますね。
たまに「カエルを殴り潰す音」だと思ってる人がいますがちがいます。



パパウ パウパウ
フヒィーン

「ワインにものすごい圧力をかけて歯の間から押し出す」波紋カッターの効果音。
すごい雰囲気伝わってくる。



ズビズバー
スパゲッティをすする音。今までのジョジョの奇妙な擬音に比べれば普通に見えるから不思議です。
ズビズバーといえば「老人と子供のポルカ」を思い出す。


 ©バオー来訪者
バルバル
荒木先生の初期作品『バオー来訪者』に出てくる謎の音、バルバルバルバル。
バオーが台詞としてバルバル叫んでる場面もあるので、オノマトペと言っていいのかは不明です。


以上、オノマトペ祭でした。(「オノマトペ」がゲシュタルト崩壊してきた)
日本語のオノマトペは無限の可能性を秘めてると思うので、マンガ家さんにはどんどん新しいオノマトペを生み出してほしいものです。
このマンガ家といえばこのオノマトペ!みたいな、その人の代名詞になるオノマトペが増えるといいなぁ。福本のざわ・・・みたいに。


(2011.10.30)
そろそろ追加画像が増えてきたので、【その2】作りました。

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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.

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