裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

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鬼神童子ZENKI

Category:少年ジャンプ系

photo
鬼神童子ZENKI(ジャンプコミックス)
作画:黒岩よしひろ 原作:谷菊秀
全12巻
月刊少年ジャンプ(集英社)

鬼神童子ZENKI 2 (ジャンプコミックス) 鬼神童子ZENKI 3 (ジャンプコミックス) 鬼神童子ZENKI 4 (ジャンプコミックス) 鬼神童子ZENKI 5 (ジャンプコミックス) 鬼神童子ZENKI 6 (ジャンプコミックス)



1. 私が子供の頃に読んでたマンガです。
2.「週刊少年ジャンプ」で4本もの連載マンガを連続で打ち切られ「月刊少年ジャンプ」に左遷された打ち切り王こと黒岩よしひろ先生が唯一ヒットさせたマンガです。


最強の呪術者「役小角」の血を引く女子高生祓い師・役小明(えんのちあき)(千明じゃなかったんすね)はある日化け物に襲われ、本堂に封印されていた最強の鬼神・前鬼(ゼンキ)の封印を解きます。
現世に蘇った前鬼は悪者をブッ倒し、「二度と封印されないように」と小明も殺そうとしますが、小明の「護法輪具」が邪魔をして前鬼は小明を殺すことはできません。
おまけに戦い終わった前鬼はなぜか小さい童子の姿になってしまいます。
何だかんだでマスター・小明と式神・前鬼はこの世のあらゆる災厄と戦う!……というかんじの、単純明快この上ないストーリー。
初期のお話は主に「憑依の実」に取り憑かれた人間の欲望や心の闇が化け物を生み出してホニャララ。
そして黒岩作品に必ずあるヒロインの蛇足的なお色気シーンが盛りだくさん。…しかもアニメでもけっこうそのままお茶の間に流れてたんだよな…おおらかな時代だったんだなぁ…。


当時はアニメ化もしたりして(主題歌なんか影山ヒロノブですよ)そこそこヒットしてたわりに、今となっては語る人がほとんどいない作品ですが、私は今でもけっこう好きです。
何せ前鬼がカッコイイ。

いかにも90年代っぽい絵ではありますが、この前鬼のヒーローらしいデザインはヒットする要因になったと思います。チビ前鬼も主人公らしくて可愛い。
一人称はナチュラルに「オレ様」、語尾は基本「だぜ」です。懐かしいです。

あと、作中に出てくる小明の呪文とかお札とか印がかっこよくて、よく真似して遊んでました。
特に前鬼召喚呪文の「ヴァジュラ・オン・アーク!」は今でも何かグッとくる響きです。
アニメOPの影山ヒロノブのシャウトにもしびれました。(←知名度低いけど名アニソンです)
 
陰陽師ブームの頃に連載してればもっと流行ったのになあ…。
稀少な単独バトルヒロインもの『変幻戦忍アスカ』といい、黒岩先生は発想が世間の流行よりツーテンポくらい早かったがために身を滅ぼした感じがします。絵だって上手いのに(ストーリーはさておき)、なんか不幸な星の元に生まれたマンガ家さんというイメージが…。


小明の腕輪「護法輪具(ごほうりんぐ)」にもものすごく憧れました。セーラームーンの変身アイテムと同じくらい欲しかったです。

ていうか昔は気づかなかったけど輪具(りんぐ)って思いっきり英語じゃねーか。
このマンガ、けっこうそういうネーミングが出てきます。「闘魔鳳吼(とまほうく)」とか。


良くも悪くも単純明快勧善懲悪なこの作品、とにかく前鬼と小明がわるいやつらと戦って戦って戦います。
とにかくヴァジュラマハ! とにかくヴァジュラ雷光牙! とにかくルドラ!(←この手の技名大好き)
 
「!」使いすぎ

そして敵キャラは基本四天王形式。
 
敵の城の中で四天王を弱い順に倒して上の階に上がっていく、小明が磔にされて人質にされる、敵が「憑依の実」を食べ過ぎて力を制御できなくなり自滅、仲間が敵に操られて手が出せなくなる……など、清々しいほどベッタベタな展開が盛りだくさんです。
これに加え、小明の「助けてーッ! 前鬼ッ!」「やったーッ! 敵を倒したッ!」などの、やたらテキトーな台詞がより一層浅みを演出します。ほんと小明のリアクションはもうちょっと何とかならんかったのか…。

他にも、なんか恥ずかしい名前の技を使う美形など、個性豊かな悪役さんたちがいっぱい。


私は暗黒死呪羅明王(あんこくシジュラみょうおう)が好きですよ。

ぼくのかんがえたさいきょうのまじん


あと、途中から増える新しい仲間の後鬼(ゴキ)が可愛いです。
この敬語×女顔×おかっぱのショタキャラは今出してもけっこう人気出るんじゃないかと。

どうしてもこの子の名前は某害虫を連想してしまう


5巻あたりから先を読んでなかったので、最近12巻(最終巻)まで買いなおしたんですが、途中からなんか単調なバトルシーンばかりになってて残念。
やっぱり初期の1話完結式で憑依の実を収集してたあたりが一番好きだったなー。
最後もちょっとびっくりするほど余韻のない唐突な終わり方でした。…また打ち切られたか…?
そんなわけで、読むならコミックス6巻あたりまででいいと思います。

私は最近の複雑な頭脳バトルとか能力バトルマンガに疲れた時に「なんかとにかく単純でベタベタなマンガが読みたい!」という気分でふと読み返すことが多いです。
やっぱり人間と人外がコンビ組むバトルものって好きだなあ…。



ところで、「ZENKI」は2005年に竹書房から新装版が出たのですが、
黒岩先生の絵柄がとんでもなく変化してます。誰だコレ。
鬼神童子ZENKI 2 (バンブー・コミックス) 鬼神童子ZENKI 4 (バンブー・コミックス) 鬼神童子ZENKI 5 (バンブー・コミックス)
すごい萌え系…っていうかイマドキな絵になってますねえ…。前鬼は比較的変わらない…か?



photo
鬼神童子ZENKI(バンブーコミックス)
作画:黒岩よしひろ 原作:谷菊秀
全7巻
竹書房

鬼神童子ZENKI 2 (バンブー・コミックス) 鬼神童子ZENKI 3 (バンブー・コミックス) 鬼神童子ZENKI 4 (バンブー・コミックス) 鬼神童子ZENKI 5 (バンブー・コミックス) 鬼神童子ZENKI 6 (バンブー・コミックス)

※表紙はこんなですが中身はジャンプコミックス版と同じです。

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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.

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