裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

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ねむれる森の…

Category:山岸凉子

ねむれる森の…
1974年

ティンカー・ベル(サンコミックス)』(朝日ソノラマ)
山岸凉子作品集〈8〉傑作集2 ティンカー・ベル』(白泉社)
山岸凉子全集〈29〉ダフネー(あすかコミックス・スペシャル)』(角川書店)
に収録。



リュシアンは、婿養子に入った友人・レイモンに招待され、レイモンの住む古城にまでやって来た。
しかしそこにはレイモンはおらず、城にはレイモンの妻であるヴェルヴェヌと醜悪な老婆しかいなかった。リュシアンはその城にしばらく滞在することにするが…。


初期のホラー作品です。あちこちに置かれた彫像、家を留守にしたまま行方知れずのレイモン、謎の老婆、美しいヴェルヴェヌ…。かなり王道ホラーです。
「彫像だらけの地下道」ってのもかなり怖いんですが、この話はヴェルヴェヌと結婚したレイモンの立場で読むのが最も怖い。
成人男性であるレイモンが枯れ果てた老婆のように変貌してしまっていた…とか、どんだけの恐怖を味わったらそういうことになるのさ! しかも親友であるリュシアンが、変わり果てた全然自分に気づいてくれないっていうのもコワイ。必死に大学時代の時計を見せつけるレイモン。泣けます。

地下道の彫像の群れに押し潰されそうになったリュシアンが目にする「天窓からこちらを見つめるヴェルヴェヌ」の顔がマジでいっちゃってて恐ろしいです。
そういえばこの作品は恐怖の対象が心霊的なものでなく「殺人鬼」という人間なんですね。
タイトルの「ねむれる森の…」は、地下道にヴェルヴェヌそっくりの殺人人形(鉄針装備)が横たわっていたからです。

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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.

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