裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

最近の少年マンガはマッチョが少ない

Category:雑記

最近の少年マンガのキャラは総じてマッチョ度が低い。特にマッチョな主人公が減った。
昔はもっと自然に筋肉モリモリしたキャラが多かったはず!と思って探してみた。



70年代


デビルマン

昔のヒーローは胸板厚い!
変身後はもちろんのこと、変身前もけっこうすごい。


キン肉マン
キン肉マン 37 (ジャンプコミックス)
タイトルどおり、筋肉。
主人公キン肉スグル身長185cm体重90kg。



80年代


ジョジョの奇妙な冒険(1部)
ジョジョの奇妙な冒険 5 (ジャンプ・コミックス)
心優しいお坊ちゃまですらこの体格。ジョナサン身長195cm体重105kg。
ジョースターの男子は代々長身マッチョ。身長は基本195センチまで伸びる!


北斗の拳
北斗の拳―完全版 (14) (BIG COMICS SPECIAL)
身一つで戦えなければ生き残れない。だって暴力が支配する世紀末だもん。
ケンシロウ身長185cm体重100kg。
ところでケンシロウが本気出す時に服が破れる演出は大胸筋がふくれあがったせいなのかオーラ的なアレなのか未だにわからない。


BASTARD!!

同じく世紀末設定。魔法使いでもそこそこマッスル。昔の主人公は肩幅広すぎ。
主人公ダーク・シュナイダー192cm96kg。設定上は細身らしい。


ドラゴンボール
DRAGON BALL 完全版 22 (ジャンプ・コミックス)
物語が進むごとにどんどんふくれる悟空の筋肉。
重力100倍の部屋で修行するとこうなる。
でも体格は身長175cm体重62kgと比較的小さめ。


魁!! 男塾
魁!!男塾 (第4巻)
日本男児たるもの、体をムキムキに鍛えるべし。



90年代


90年代というと幽遊白書・るろ剣・封神演義・ワンピ・うしとらなど、
腕力主体バトルから少しずつ能力バトルものや武器バトルものが増えてきて、マッチョ度が薄れてきた印象。
特に「マッチョな主人公」はどんどん減ってきました。よくて脇役の体力バカキャラがマッチョなくらいで。
幽遊白書だと一番マッチョなのは100%戸愚呂弟ですかね。



2000年以降


00年代ともなるとマッチョキャラなどすぐには浮かばないレベル。
マッチョな主人公は絶滅寸前。

トリコ
トリコ 10 (ジャンプコミックス)
主人公トリコ身長220cm体重230kg。80年代あたりの体格を保持している貴重な主人公。
今のジャンプ紙面の中では逆に新鮮に見えます。


参考:家庭教師ヒットマンREBORN!のボクシング部・笹川了平くん
家庭教師ヒットマンREBORN! 14 (ジャンプ・コミックス)
脳ミソまで筋肉のはずの体力バカキャラも現代ではだいぶ細身になりました。
昔だったらこの手のキャラは腕の太さが2倍はあったはず。



マッチョが減った理由を考えてみる…。

・「肉弾戦もの」から「気功波もの」「能力もの」「頭脳戦」への移行
(→腕力がなくても戦えるようになった→細身美少年が活躍しやすい)
・「強さ」に加え「頭脳」「トリッキー」「卑怯」などの要素を出すようになってきた
・「最初からすごい主人公がみんなを助ける」から「弱虫が成長していく」「普段は弱いけどいざという時だけ強いヒーローに変身する主人公」への移行
・「成熟した戦士である主人公」から「成長過程の若い主人公」への移行
・「自分から戦いに挑む能動的主人公(能動的に修行して鍛えている)」から「ある日突然戦いに巻き込まれた受動的主人公(元々一般人だったので特に鍛えてません)」への移行

こんなかんじか?
あとやっぱりフィクションの世界も草食系ブームなのかなー。とりわけマッチョ好きなわけじゃないけど、ちょっと物足りない。
あ、主人公の体格を時代別に表にしてみたら面白いかも…。多分平均身長とか下がってると思うんだ。

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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.