裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

着道楽

Category:山岸凉子

着道楽
1993年

ツタンカーメン〈1〉(希望コミックス)』(潮出版社)
鬼(潮漫画文庫)』(潮出版社)
山岸凉子スペシャルセレクション〈4〉甕のぞきの色』(潮出版社)
に収録。



とっておきの桜の着物を着て母の法事へ行こうとする志麻子
しかし着替えてもいないのにいつの間にか法事の時間になってしまった。
着替えるために家へ急ごうとする志麻子だが…。


常世長鳴鳥』『時じくの香の木の実』あたりでも意味なく頻発していた山岸先生のお着物好きが、ホラーと着物のコラボというよくわからないかたちで炸裂!

最初は、けっこう奇抜なアイデアが好きらしい志麻子さんの「お着物うんちくマンガ」といった雰囲気でしたが、志麻子さんが浴衣の上に綿入れを着込んだあたりからおかしい方向に。

「ほら 法事をやる予定の定願寺がすぐそこよ」
「ちょっと散歩のはずがこんな所まで来てしまうなんて」

着物のおしゃれにうるさい私がこんな浴衣に綿入れなんて格好で皆の前に出られないわ!(そりゃそうだ)
絶対にあの桜の着物を着て法事に出たいのよ!と、急いで支度に向かおうとする志麻子さんですが…。

この話は恐怖ものには珍しく、どことなくコミカルさが感じられる作品です。着替えを急ぐあまり気が動転した志麻子さんがなぜか卒塔婆や骨壺を手に持ってしまい、そのたびに
「きゃっ これは卒塔婆じゃないの」
「きゃっ 骨壺!?」

と叫ぶあたりとか、なんかのコントみたいです(笑)
死に装束をパクった女性はそのうち祟り殺されそうだ。

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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

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etc.