裏次元の一日

マンガ・アニメを研究したり分析したり考察したりしてなかったり。

今月買った本(2014.12月)

Category:雑記

今月は15冊。
とうとう今月からふたご先生のマンガ版プリキュアが復刊し始めたみたいです。やったあ!
出ないもんだと思って数カ月前にムックを中古で買っちゃったよ。
久しぶりに紅白(というかテレビ)見たら芸能人がいっぱい出ててびっくりしました。


コーラル5──手のひらの海── (Nemuki+コミックス) おいピータン!!(15) (ワイドKC Kiss) お家ガールの自由すぎるひとりぐらし (マッグガーデンコミックス コミックエッセイシリーズ) スタイルシート・デザイン XHTML + CSSで実践するWeb標準デザイン講座 SEOに効く! Webサイトの文章作成術


新装版 でろでろ(1) (ヤンマガKCスペシャル) 新装版 でろでろ(2) (ヤンマガKCスペシャル) 新装版 でろでろ(3) (ヤンマガKCスペシャル)
今月は『でろでろ』を読んでました。
あーそっかー。保健室の死神読んでた時は、妖怪をオリジナルにしちゃうと知名度ない分インパクトが弱いなーと思ってたけど、もっとギャグ寄りにしちゃえばアリなのかー。妖怪ウォッチもそうだけど妖怪と日常あるあるネタは相性いいし。
面白かったです! 絵はお世辞にも上手いとはいえないけど、表情は描けてるし女の子も可愛いし、妖怪もキャラ立ってるし。
あとちょっとした台詞回しが地味に面白くて、やっぱりギャグマンガって台詞回し大事だなと思いました。しかもギャグってページ数少ない中でまとめなきゃいけないし、ほんと技量がないと面白いギャグマンガというものは描けないと思います。よくネタあるなー。
あと主人公の妹ちゃんがすごく好きなタイプのキャラだった…。私の創作ノート覗いたんかってくらい私が描きそうなキャラだった…。最近の絵柄の黒目がちな目も可愛いけど、個人的には三白眼の方が好みだな。


アタックNo.1 (Vol.1) (ホーム社漫画文庫)
今月のレトロ少女マンガ枠その1。
アタックNo.1って有名だけど読んだことなかったので、1巻だけ読んでみた。
気が強くマイペースで変わり者だけど天才肌の主人公が、不良だらけのバレー部のキャプテンとなり、地獄の猛特訓を繰り返しライバルたちと切磋琢磨しながら、部を成長させていく!
い、意外と少年スポーツマンガのメソッド…。昔の少女マンガのヒロインもメソメソしてるばかりじゃないのね。


聖ロザリンド (ホラーMコミック文庫)
今月のレトロ少女マンガ枠その2。今月は個人的にわたなべまさこ特集でした。
『聖ロザリンド』
映画『悪い種子』を翻案した幼女殺人鬼もの。すっごい可愛い絵柄で8歳の美幼女が人をぶっ殺しまくるよー。掲載紙は普通に少女マンガ雑誌だったよー。
やっぱり幼女×サイコパスは相性が抜群ですね。『悪い種子』は当時の少女恐怖マンガ界にずいぶん衝撃とインスピレーションを与えたようで、『悪い種子』を元にしたレトロ少女マンガは私が知ってるだけで4作もあります。ほんと女の子って残酷とか恐怖とか好きよね。


ガラスの城 (第1巻) (ホーム社漫画文庫) ガラスの城 (第2巻) (ホーム社漫画文庫) ガラスの城 (第3巻) (ホーム社漫画文庫) ガラスの城 (第4巻) (ホーム社漫画文庫) ガラスの城 (第5巻) (ホーム社漫画文庫)
わたなべまさこ特集2。『ガラスの城』
もうちょっと短くまとめられたんじゃ…とは思うけど面白かった!
義妹に代わってまんまと伯爵令嬢になりすました美少女・イサドラが次々と手を汚し、自分の罪に恐れおののき、堕ちに堕ちていく物語。
「令嬢なりすましもの」も大好きなテーマ。私は汚い手を使ってでも幸せになろうとする悪女キャラが好きです。ナージャよりローズマリー様。ロザリーよりジャンヌ。コリンヌよりアンナ…はちょっと弱いか。(アンナはもっと大物で美人ならよかった)
舞台を日本にしてドラマ化してほしい…。それはもうドロッドロに。



【トッキュウジャー】
グリッタちゃんの圧倒的ヒロイン力。
トッキュウ6号とアフター5のブルーが似てるとは思ってたけど、忘年会回は戦隊ものパロのアフター5のパロのようだった。


【プリンセスプリキュア】
略称はプリプリでいいですね?
「プリンセス」と聞いて期待してたのとだいぶ違った。うーんメッシュ髪なのか…。うーん…。
子供の頃、近所の文房具屋に売ってた着せ替え塗り絵に似てる…。主人公が太眉って咲以来かしら?
見た目は変身前の黄色が一番好みかなー。黄色がブリブリじゃないのって珍しい。
中学生にもなってお姫様目指してるってのもアレなんで、もちっとキャラデザ幼くしてほしかったかも。
いちいちドレスに着替えるのは愛天使伝説ウェディングピーチっぽくてやや興奮。あのくらいはっちゃけてくれればちょっとした設定の無理矢理感はどっか行くだろうな。
しかし日本の女子中学生がプリンセス目指してますってどういうことだろう…。皇室関係じゃない限り舞台が現代日本じゃおかしいけど、プリキュアだからファンタジー路線にはしないだろうし。まあ子供向けだから「素敵な女の子=プリンセス」とか無茶苦茶な定義で済ませるんだろうとは思うけど、「レディジュエルペット」路線なのか「少女革命ウテナ」路線なのか…。そしてあの王子は本当に男なのか。


【忍殺アニメイシヨン】
トレイラー見ました。なんか思ったのとだいぶ違ったけど一応楽しみにしてます。(あのポスターのがキービジュだと思ってた)
あの絵柄、女子群は若いキャラほど違和感ないけどフジキドはどうなんだろうな。まああんまり好みの絵柄だとデスドが出なかった時悔しくなっちゃうから別にいいか…。


【ジャンプの小畑健(作画)の新連載のやつ】
え、これつぐみ(ガモウ)先生の原作じゃないの? この絶妙にヤな感じのする作風、ものすごくつぐみ先生っぽいんだけど…。
小学生には受けそうな頭いい系主人公・カタルシスの作り方がおかしい・ネットユーザーへの迎合・微妙に古く滑り気味なギャグ・気持ち悪いギャグ顔といい、すごい似てるんだけど…。サイコーとシュージンが描いてそう。
でも前に別の作品発表してた新人さんらしいから別人なのかなぁ。でもちょっとそれすら信じられないほど似てる…。
つまらないとかじゃなくて、「ヤな感じ」「不愉快」「気持ち悪い」としか言いようがないんだけど、なんか気に障るんだよなー。デスノの時はあまり気にならなかったけど、バクマンは本当に不愉快なシーンが多かったです(好きな人ごめんなさい)。同じような思い込みを持った主人公が二人もいたからだろうか…。
エイジ・平丸&蒼樹方面の話の時は普通に楽しく読めたけど、主人公ヒロインサイドとなるとなんでああも気持ち悪い方向に突っ走って行ってたんだろう。
本当につぐみ先生じゃないのかなー。気に障るポイントが似すぎている…。偶然なのかなー。小畑先生がそういう原作を呼び寄せてしまう体質だったりして??
しかし小畑先生が作画してるだけでパッと見面白そうには見えて、ちょっとアニメ化くらいはしそうな雰囲気はさすがです。
小学生には受けるんだろうな、こういうの、というかんじ。なんか子供向けに描いてるってのは見てわかるんだけど…読んでて伝わってくるのが「子供を楽しませたい! 良い意味で子供騙しマンガを描きたい!」ではなく「子供受け狙ってます。こういうかんじにすればいいんでしょ?」というか…。そういう印象を受けてしまう何かがあると思う。


【そういえば2年くらい前に思いついたバクマンが気持ち悪くならない脳内変換】
上で書いたとおり、ジャンプ読んでてうっかり目に入っただけで不愉快になっていたバクマンですが(好きな人ごめんなさい)、脳内で作画を島本和彦にするとなぜか不愉快ではなくなるという技を開発。これ連載中に思いついてたらよかったなー。
多分、つぐみ先生のよくわからない謎の思い込みと島本先生の突っ走り演出のノリが奇妙に合うからだろうと思います。
島本作品みたいなノリで描いてくれてれば「それぞれに変な思い込みと謎のプライドを持った個性的なマンガ家たちが出てくるマンガだぜ!」と思えるけど、通常のバクマンだと「え? この世界はこれが常識なの…? いや別にオッサンが少年マンガ描いててもいいじゃん…。え…? そのやり方そんなに悪か? 何? 自分らが常に正義だと思ってんの…? おい何だよその公私混同気持ち悪りぃ…。なんでそんなに純愛アピールしたがるの不自然だろ…。自分が頭いいと思ってるの? 何それ飲み会でお酌したくらいで水商売疑惑とか気持ち悪いよ…」ってなる。
ほんと島本絵で再現すると全然気持ち悪くないんだけどなー。ていうかむしろ島本絵のバクマンなら面白そうで読みたいです。ヒロインが電波でも違和感ないし。

というわけで、いくつかのシーン(うろ覚えだけど)を島本風にしてみました。島本絵で再生してください↓

「やっぱりおまえ頭いいよ!!」「そうだろう!! ははははは!!」
↑無駄に見開き&集中線で。島本絵だとちゃんと「思い込みが激しいバカ二人が今、出会った!!」に見える。ちゃんと。
「席がうしろだからだ!!」も無駄に説得力ありそうな演出でお願いします。

「だが断る!!!」「ただのリーマンになるんだなっ!?」「ああ! 俺は浮ついた夢など追いかけん!!」
↑リーマンになれる可能性すら薄い大不況時代に夢を語ってくる同級生! 俺はおまえのような夢見がち野郎ではないっ!と思い一度は断る主人公! だが本当は夢を追いかけたい気持ちもあるのだっ!
結局好きな女の子のためにマンガ家目指しちゃう!ってのも島本っぽくてグッド。亜豆さんの電波ぶりは緻密でややリアル寄りの小畑絵とは相性が悪かったんじゃないだろうか。

「マンガより小説の方が上ですよね?」「はう!?」
↑すごい集中線つきで。知り合いの東大生が何かすごいことを言い出し、そんなわけない!と思うも、相手の頭良さげオーラに気圧されて一瞬言い返せない! 実際自分のやってることがくだらないことかも!?とドキッとする気持ちも半分!

飲み会で元同級生にお酌されて「変なバイトでもしてるんじゃないだろうな!? ○○ちゃんっ!!」
↑島本絵だと「今まで仕事ばっかしててろくに遊ばずろくに大学も行ってないので今時のフツーの女の子がわからない主人公が何か過剰な反応をしているぜ!」にちゃんと見える。
でも島本作品ならこの後、社会勉強のためと慣れない夜遊びをして大失敗する主人公とかそういう話になりそう。

「連載も終わるし、大学に行くしかないな!! どうせあんなとこ勉強しなくても受かるだろう!!」
↑ホノオくんが言いそう。「自分の能力を過信してるバカ台詞」なのですごい大フォントで。
でも島本作品ならこれ前フリにして大学落ちるな…!

「他の作品のヒロイン役をやらないでくれっっっ!!」
↑うん、全然あり。

「ネットでマンガのアイディアを募る奴なんてクズだっ!! マンガ家の風上にも置けんっ!!」
↑マンガを描くことに対して昔ながらの手法に美学を持つ主人公!
でも島本作品なら「そ、そんなやり方は認めん!」とか言いながらも心の底では「しまったそのやり方は思いつかなかった! 仕事が楽になるのか!? お、俺もやってみたい!」とか思ってそう。今まさにアイディア出なくてボロボロなのに強がってるの。そんで後で下手に真似して大失敗するの。目に浮かぶようだ。

島本が描いたバクマン読みたい

こうしてみると島本先生は思い込みの激しいキャラばっかり描いてるけど、それがそいつ一人の考え(思い込み)だってのが見ててわかるし、周りも冷ややかだったりツッコんだりしてるし(同調してる奴がいる場合、「一緒に燃え上がっちゃってますよあのバカどもは」という演出になっている)、炎尾先生も自分の謎のプライドを熱く貫いた結果大失敗したり、他人に影響されて考えをコロッと変えたりしてるし、主観と客観を分けて描けるタイプなんだなー。元々持ってる熱血ノリを計算で描けてるところからして器用な人だということはわかってましたが。ちゃんと「こいつはこういう奴なんですよー。考え曲げませんよー。周りは迷惑してますよー」ってのが読んでてわかる。
吼えペンでもそれぞれ意見が違うマンガ家が意見をぶつけ合うシーンになっても
A「俺はこう思う!」
B「しかしそれでは○○だろう!? 俺はこうだと思うね!」
C「おまえら二人とも甘いな! 俺は○○! これがベストだぜ!」
A&B「ぐう! そ、そんな手を抜いた楽ちんな方法で!?(非難半分羨み半分)」
A「しかし! それでも俺はこのやり方で行くっ!」
A「じ…自分のやり方貫いてボロボロになったぜ…」
B「お…おう! お疲れだったな!(な、なぜそこまで!? ある意味すごい奴だっ! 真似はしたくないが!!)」
C「バ、バカじゃねーの!? 毎回そんなやり方でやってたら死んじゃうだろう!(畏怖&本気で心配)」
みたいな、サッパリした感じなんだよねー。決して「この人だけが正しくて、あとは全部間違ってます!」とはならない。
そんでどの意見のキャラも心の隅では「俺はやらないがあのやり方も悪くはないな…」「あそこまでできるなんてちょっと羨ましいような気もするぜ…」ってチラッと思ってそうな雰囲気なの。あんなに思い込みが激しいキャラばっかり出てくるのに、他人の意見もちゃんと認めてる空気が感じられるんだよね。
バクマンにはそれが著しく欠けてる上に小癪な感じの作劇とも相まって、何だか読んでて不愉快な作品になってるんだと思いました。ただでさえそれなのに、同じような考えを持つ主人公が二人もいるってのは本当にまずかった。

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柿丸

柿丸
文化人類学的観点からマンガを研究したいただのマンガ好きです。データ収集が趣味。
ジャンプ歴10年でしたが2016.3に一旦卒業しました。
マンガの感想は基本的にネタバレです(どうせ古いマンガしか感想書かないので)。

【新刊追ってるマンガ】
アオイホノオ
おいピータン!!
大奥
カルバニア物語
きのう何食べた?
海月姫
たそがれたかこ
トクサツガガガ
ドリフターズ
ドロヘドロ
HUNTER×HUNTER
etc.